3か月のケア滞在を終えて

9年間のうつ病のため
ケア滞在をしているきっこさんがここへ来て、
早3か月が過ぎました。
昨夜、吐血したため
今日病院に行ってきたきっこさんは、
病院から戻って早々、
「嬉しい報告があるの」と
目を輝かせながら話してくれました。

昨日の夜、歯を磨いていたら
3回にわたって吐血したの。
びっくりしてどうしたのかなと思って、
今朝病院に行ってきてね。
CTを取って胃カメラを飲んで、
血液検査もしてもらって。

そうしたら、おかげさまで
消化器系は咽頭から十二指腸まで
パーフェクトに健康で、全部きれい。
ただ、気管支拡張症の症状が
出ているらしいということだったの。
私はもともと気管支は弱い方だから。
でも、吐血したのに貧血がない。
もともと貧血のボーダーラインにいて、
貧血だったこともあったのにね。

お医者さんは、
今私の健康状態が極めて良い、
栄養状態がとても良いとおっしゃっていた。
もう一つは、ストレスが全くない
生活をしているのがよくわかりますって。
以前はよく十二指腸潰瘍も胃潰瘍もしていたのに、
今は潰瘍が全くないきれいな体をしていますって。
だから、いかにここがストレスがない社会、生活であるか
ということがよくわかりましたっておっしゃっていたの。

その話を大人会議でシェアしたきっこさんは、
「気管支拡張の症状はあるけれど、
他は何の問題もない健康体で。
気分はすごく爽やかです!」と
とても明るく話してくれました。
メンバーからも、「きっこさんは若々しくて美しいね」
というコメントが上がるほど、
きっこさんの心の状態はとても良くなってきています。
そんなきっこさんは、
その日の子供会議でも幼児たちに向けて報告してくれました。

今日はみこや幼児の皆に
お礼を言いたいと思って、
お話の時間をもらいました。
昨日、ちょっと体の調子が悪くて、
今朝8時くらいに
幼児が食事をしているお部屋に行ったんですけれど、
その時にみこが
私が飲んでいる玄米コーヒーのマグカップを手で触って、
手をあっためているんですね。
みこが手をあっためているなと思ったら、
そのあったかい手で
私の手をあっためてくれたんです。
私の手が痛いのを知っているから。

今までもみこは、
「首がいたい?」とか、「目がいたい?」と言って、
手を当ててヒーリングをしてくれていました。
今日は本当に調子が悪かったのだけれど、
みこがそうやってずっと、
私の手を温めてくれました。
とても気持ちが良くて、
「みこ、早く食べなさい!」と大人たちから
言われないといいなと思いながら(笑)、
温めてもらいました。

他の幼児たちも
公園にお散歩へ行く時とか色々な時に、
手を私の体に当てて、ヒーリングしてくれていました。
そのおかげで、
きっこさんはとっても元気になりました。
だから、幼児たちどうもありがとう!

3か月のケア滞在を終え、
自分の心を冷静に見つめ
心が安定してきたきっこさんは、
「今後は一般の生活体験に切り替え、
社会復帰に向けて取り組んでいきたいです」
と話してくれました。

そんなきっこさんのことを、ケア主治医であるいさどんはこんなふうに語りました。

大学の先生をしていたきっこさんは、
もともと能力の高い人でした。
年齢には思えない、
かわいらしい魅力的な人でもあります。
そんなきっこさんが病気のため、
その能力を活かせないのは大変残念なことです。
現在のきっこさんは、
5月頃をめどに社会復帰をして、
世のため人のために生きていくことになっています。

木の花の卒業生として、
そしてファミリーメンバーとして、
生き生きと生きていっていただくのを願っています。


3 thoughts on “3か月のケア滞在を終えて”

  1. きっこさん、良かったね~!
    それにしても、幼児たちとの交流はホントこころあたたまるというか、
    きっこさんの存在が、相手を助けたいという幼児たちの気持ちを引き出したんだと思いました。
    ウチの子たちの、いいところを引き出してくれてありがとう!(笑)

    きっこさんの、こころと体にたまっていた、いろんな毒が抜けてきたんだね。
    やっぱり、浄化されていくのは気持ちがいいね。
    うれしいよ。その調子で、どんどん浄化してね!

  2. To Sanochi

    メッセージありがとう。ヒミチャンはクルクルコロコロと動きまわり、
    ねこの子の様にお姉ちゃん達に歯むかい、ゆうとうと自分の人生を生きていますね。
    あっヒミチャンだーとその存在感は大きい。

    幼児達一人一人、それぞれの個性があって、かわいくて仕方ありません。
    もう少しこの子達と生きたいという想いが、
    ファミリーになりたいという希望に結びつきました。
    (むろん、食事のおいしさ、コンサートの素晴らしさもですが。)

    サノッチの様に、半俗半聖(?)の生活を私も選ぼうと思います。
    勤務先は、目黒本町にある「ことばと発達の相談室クレヨン」です。
    臨床心理、発達心理、小児医学、言語病理学、全てが必要とされる臨床の現場です。
    大学の偉そうな臨床から離れ、
    それこそ世のため人のために、自分の力を出しきってゆこうと思っています。

    東京の空は汚れていますか?
    たとえ点の様なものでも、小さな輝きとなりたいと思っています。
    ヒミチャン、ヨウコチャン、他のメンバー達とともに、サノッチのお帰りを待っています!!

  3. きっこさんありがとう!
    そっか、きっこさんもファミリーの一員として東京で新たな仕事を始めることにしたんだね。
    おめでとう! 僕も仲間が増えてうれしいです。
    都会の空気や水は確かに汚れてますが、これから長い時間をかけて浄化されてゆくのだと思います。
    僕も、浄化はまずは自分のこころから、と思い日常を過ごしてます。
    ひみこのいいお友達になってくれてありがとう!
    ひみこもきっこさんにとてもなついて、2人のこころが通じ合っていますね。
    これからも、幼児たちのよいおばあちゃん?役でいてくださいね。
    ではでは、帰ったときに話すのを楽しみに。

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