今日は、ケアを卒業した
みずほちゃんがファミリーを出発します。
1ヶ月ぶりにみずほちゃんに会ったお母さんと
いさどん、そしてみずほちゃんが
出発前にお話する機会を持ちました。
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いさどん:
みずほちゃんには1ヶ月ほど
ここにいてもらいましたが、
最初はなかなか難しいなと思っていました。
この人の心の構造は
複雑なものですから。
気持ちがぶれたり、
駆け引きがあったり、
人のことを悪意にとったり、
被害妄想だったり。
しかし、ここのところ
素直な考え方になってきました。
自分の中に悪意にとる部分と
善意にとる部分があるとしたら、
物事を善意に受けとることが
出来るようになってきました。
これがどれほど身についているかは、
一度社会に出て
確認してみないとわからないことですが、
ここに訪れた時からすると、
ずっと良い状態になったと思います。
今後自立していくために、
しばらく家に戻って
社会に出るためのトレーニングを
してもらったらいいのかなと思っています。
お母さんから見て、
みずほちゃんはどうですか?
お母さん:
大分変わりましたね。
以前家で生活していた時は、
ひと声かけるにも、
「過敏に反応しないかな」と思ったり、
すごく気を使っていました。
みずほちゃん:
全然知りませんでした。
いさどん:
人が気を使っていても
自分が気づかないということは、
人が気を使っているのを
隠しているのかもしれないし、
自分が鈍感なのかもしれないけれど、
自分が人のことを考えていないから
気づかないということが大いにあります。
人の気持ちを受け取りながら、
コミュニケーションをとっていくことが大切です。
お母さん:
ここに来てしばらく会話していても、
要らない気を全く使わなくていいし、
すごく接しやすくなりました。
何を言っても、
以前のような過剰反応を起こさないし。
気に障るということがないだろうなと思うから、
思っていることを言えるし、
それが素直にすっと入っていくので、
すごく素直になって
要らない考え方がなくなったんだなと思いました。
いさどん:
この人は、持たなくてもいいような考えや、
相手に対して事実とは違うような
想いを持っているから、
そういった余分なことは持たず、
シンプルにストレートに
相手のことを受け取ったらいいよ
というように話してきました。
みずほちゃん、
大分余計な考えを持っていたと思うけどどう?
みずほちゃん:
自分が分裂していたので、
ちょっと記憶が曖昧なんですけれど、
そうだったなと思います。
今はすっきりした感じです。
いさどん;
それがどのくらい本物なのかというのを、
社会に戻って確認することが大切ですね。
昨日、一昨日、
この人が自分のことを分析している時には
非常に良い状態でした。
ここのところ、安定してきているなと思っています。
自分の中に癖がある
ということを知ってもらうのが、
今回の一番のテーマでしたが、
自分の癖を自分で
「私はこういう状態でした」と言えるようになり、
随分進歩したと思います。
お母さん:
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
どうもありがとうございました。
みずほちゃん:
本当にありがとうございました。
お世話になりました。
「どれほど身に付いているかは社会に出て確認」のくだりはすごく良く分かります。
僕も毎日ブログやこのオヤジの言葉を読んで心のブレの調整をしています。
本当に有難いなあと感じています、みんなみんなありがとう!