心のランキング

仏界  あってあるもの なきてなきもの

菩薩界 他者の喜びを自らの喜びとする

人間界 いつも自分のことを考えている

地獄界 悪い結果をもらってもやめられず、やり続ける

無明界(無間地獄) 光のない世界・マグマの世界にはまりこんでいる

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この世界には「心のランキング」があります。
1番下から「無明界」「地獄界」「人間界」「菩薩界」「仏界」と5つの段階に割ることができます。「人間界」は我々がいる人間の世界ですが、「人間界」と言っても下に近いものもいれば上に近いものもいるのです。「人間界」はいつも自分のことを考えている心の状態であり、自分や自分に近いものの健康や幸せを願うもの、例えば会社で一生勤めあげて「いい人だったね」で終わるのが、一般的な「人間界」の人の一生です。

「地獄界」は悪い結果をもらっても止められずやり続ける心の状態であり、例えばお酒やタバコで依存症になってしまうとか、また自分の嗜好に捉われ食べ続けて生活習慣病などの病気を発症するとか、考え方がコントロールできず鬱などになるという世界です。これは生きている世界の話ですから、「地獄」は死んでから行くところではなく、このように人間としてこの世に生きていても、「地獄」の心で多くの人が生きているのです。

そうしたことをやり続けた結果、身につけた汚れを美しく再生するために、魂は輪廻して再生するのです。死ぬというのは「地獄界」や「人間界」にいても、1回リセットしてもう一度きれいにするためであり、そのプランを練って生まれてくる時に、ベースになる親や兄弟、結婚する相手、子どもを選ぶというように、人生の骨格に当たる設計をしてきます。だから生まれて来て、「あんな親の元に生まれて来て!」と文句を言う人がいますが、そうではないのです。自分が選んできているのです。逆に親も自分を選んで生んでいるのです。

「地獄界」というのは本来救われる世界なのです。問題事を振り返らないでやり続けると、痛みが発生しますから、その痛みから問題事の種に気付いて、「人間界」に戻っていく作業をしているのです。
しかし、それを忘れてしまう魂もいます。欲にまみれて、癌細胞のように自らも他者もこの世界も破壊し、その出来事を学習できないものは、「無明界(無間地獄)」という光のない世界にいることになるのですが、その状態が長く続くと、いずれはこの地球の中心に封印されるので輪廻しなくなることになります。

次に、人間から少し上に行って「菩薩界」の話をします。
これはブッダと言われる精神状態のことで、我々の知っているブッダはお釈迦様のことです。お釈迦様は、地獄界、人間界から菩薩界、仏界と全てを生きて、我々に仏道という仏界に行く道を示してくれました。キリストもガンジーもマザーテレサも、みなブッダと称される人々でしょう。
菩薩にもランキングがあって、上の方の菩薩と下の方の菩薩がおり、人間に近い菩薩もいます。例えば人間界の精神の者が喜びを求めて、常に自らのことを喜ぼうとする。それが自らの子ども、家族、一族、日本人と枠が次第に広くなっていって、喜びの枠が大きくなっていくのです。その枠が大きくなっていって、他者のことを喜びとする。自らの喜びが他者の喜びになる状態のことを一般的に菩薩心と言います。

人間は喜怒哀楽の感情を持っています。その中で喜びを持っていることは、内に反対の心が存在しているからこそ、喜びを表現するのです。
しかし、宇宙はそうではありません。ただあるだけなのです。そこで一方に偏ると喜びがあって、反対に偏ると不幸や怒りがあるだけというように、宇宙は情報なのであり、根源は音なのです。肉体を持っている菩薩が肉体を返上して、それが宇宙天然界の中に入り、魂も喜びもない状態になる。それが「あってあるもの、なきてなきもの」の状態です。あるからこそこの世界はありますし、しかしそれはない世界なのでどこにあるか特定できないものです。地、水、火、風、空はありますが、自らを主張しません。あるけれど、他者のためにしかないのです。土は土のために存在しているのではないのです。土としてあるだけです。そういったものがつながって、生命世界が成り立っているのです。

この世界には、宇宙秩序や生態系秩序という法則があります。植物は二酸化酸素を吸って酸素を出し、動物は酸素をとって二酸化炭素を出し、お互いに関係し合って太陽のエネルギーをもらうように、無限の法則のもとに生命は存続しています。このような法則があって意思があるのです。それは、あるのに、どこにあるのか観ようと思っても、観えないものです。それが「仏界」という世界で、神様の存在です。神様の存在は、宇宙の法則であり、ひとつなのです。みんな約束通り一連なりになっています。それを地球上に表現したのがこの生態系であり、地球の姿です。

それが「仏界」に精神が到達したものの姿です。それは、神、宇宙の法則と一体となったものです。仏界に座るものです。仏は人間の姿で形どります。神様も人間の姿に形どりますが、それは我々の体の無限なる調和の姿を表しているのであって、観えないものでもあるのです。私たち人間もそのままで神の姿なのです。絶対調和の小宇宙がここに隠れているのです。
 
 
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