21世紀の悟りへ ~直感と共に生きるコツ~

中国人のゼンとファンは中国でコミュニティを創る夢を実現する為、5月中旬から木の花に長期滞在しています。先日、いさどんに質問があるということで、ゼンとファンといさどんが話す場がもたれました。その中で、ゼンから「直感について教えてください」という質問がいさどんに投げかけられました。

農作業をするゼン(右)とファン(左)
農作業をするゼン(右)とファン(左)

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いさどん:
僕は、全ての現象を「情報」として捉えています。その情報の結果起きる出来事は、単なる物理性なのです。そのように捉えていくと、非常に冷静な目で出来事を観ることができます。そして、そこには正邪・善悪はないのです。それは、ただ現象が発生している状態です。ですから、情報が沢山ある中で、その中から何を選ぶのがベストなのか、というだけのことなのです。

ゼン:
その通りです。私たちにはベストのものを選ぶという自由があります。

いさどん:
そうです。それが冷静な生き方のコツです。そのときに、情報がいくつかあるとしますよね。その中でどれが自分にとって有利なのか、と考えるのが人間的思考です。できれば、思考の次の段階は、その自らの損得を外し、判断をフリーにして、「直感」を受けてパッと選ぶことです。それはフィーリングのようなものです。そうすると、地上目線は地上に近く低いところにあって、視界が狭く、今まで自らが歩んできた個性のもとにできています。それを、そういった低い価値基準で選ばず、「自然の法則」や「流れ」に沿ってパッと選べるようになるといいのです。

ゼン:
私は、いさどんが言う「直感」をきちんと理解していないかもしれないので、そこをもう少し詳しく説明していただけませんか?

いさどん:
直感を得るためには、エゴを超越する必要があります。エゴは自らの目線で観た情報に執着することです。ですから、それが少なくなればなるほど、直感は自動的に湧いてくるようになるのです。直感も思考の中から湧いてくるのです。

たとえば地球暦で言うと、水星、すなわち自らの内から湧き上がってくる直感があり、それは潜在意識から来るものです。その潜在意識の一番奥には、生命としてのもっとも健全で美しい人間の設計図があります。それは全く汚れていないものです。地球暦で言うと、太陽の意志を水星が受け取って、出すということです。そのときに、地球という個人の意識や、金星の愛の意識、それから木星や土星のような社会性の意識は、水星から湧いてくる直感には全く入っていない状態です。

これは内から湧いてくる直感であり、そのほかに上から降りてくる直感があります。

それは地球暦で言うと、太陽系の中の惑星の一番外側にある冥王星の働きです。私たちは地球生態系に生きているのですが、その地球生態系の外側、つまり地球の外から色々な働きがあって、地球生態系が営まれ、私たちが生きています。その仕組みで生命が維持されているのです。つまり、生命の法則はとても緻密で、広大なものです。その法則や流れが入ってくるのがもう一つの直感です。

ですから、直感は常に内からも上からも来ており、そうやって私たちのいのちは維持されています。

ところが、人間は自らに執着しています。それがエゴです。しかし、そのエゴを個性として、自らの存在をコミュニティに反映させ、さらに地球生態系の中に反映されている人であれば、個人には執着がない状態になっていきます。そのようにエゴを個性として、大きな枠に反映させればさせるほど、エゴはあり続けながら、執着のない状態になるのです。それは、情報としてあるだけなのです。

そうすると、内なる直感と、天なる直感が生きる状態ですから、その状態では思考を働かせなくても、「はい、これ!」「はい、あれ!」と次々と決断できるようになるのです。その精度は高いのです。それはスタンスが広いので、一見そこで区切ってみると無謀な選択のように見えても、広いスタンスで捉えていくと、最終的にはその決断が最終到達地点につながっていくことが理解できます。そのひとつとして、今回木の花が色々とバッシングを受けたのですが、僕にはそれが良いことにしか観えないのです。ただ、「何でも良いことだ」と言っていると、まわりの人たちにはそれが理解できないので、目の前にあることに対しては直感を使って対処していきながら、今起きている出来事を大きな目線で理解していくことが大切です。

あなたもそういった生き方ができるようになりますよ。そのためには、いかに物事を情報として冷静に捉えていくか、にかかっています。その状態になるためには、おそらく人によって歩みが違うのでしょう。それは、瞑想法やヨガの手法のような歩み方で行けるものではないと僕は思います。特にこれからは、ひとりひとりが目覚める時代です。ですから、ひとりひとりに手法があるのではないかと思うのです。ひとりひとり、直感の受け方も違えば、それは個性的であっていいと思います。

過去には、自己啓発セミナーのようなインスタントにそれを与えるようなものがありました。しかし、それは結果として、人をその人らしく目覚めさせることにはならなかったのだろうと思います。

これからの目覚めとして、私たちは明らかに宇宙から承認されている結果、ひとりひとりが成立しているのです。全宇宙の中で自分という存在はたったひとりしかいません。そして、今の自分は、この瞬間にしかいないのです。

ですから、自らが天に向かって(天はどこでも天なのですから)、自らの意志を語りかけ受け取る作業をすることが、直感が降りてくるコツなのです。

今までの宗教の世界では、神様は人々を救済するためにおいでになるように語られてきました。ところが実際には、全ての現象が神の存在の現れ(物理性)なのです。ですから、全ての現象を神の存在として捉え、自らを全ての現象の側に最終的に同化させることが、人生の旅なのです。

エゴという小さな檻の中に自らを閉じ込め、囚われてしまうところから解放し、その檻のスケールを大きくしていって、最終的には肉体を超越し、地球上に自らの全てを散りばめる――それが死ぬということです。それから、その状態で宇宙全体に「アマハヤミ(思念の速度)」、すなわち光の速度の10の64乗で、魂を微細にして無限に宇宙に反映させていくと、自らがこの世界全体となるのです。その前の段階では、悟りとは、自らとこの世界の対比により、自らの世界が狭いと親や家族など、とても狭い枠の中で対比(執着)することになります。そして、それがさらに狭くなると、自分対自分の執着になるのです。それは自らの中にいくつも自分がいたり、そのバランスを欠くと心の病気になることもあります。しかしその反対に、自らが大きくなればなるほど、世界が広がって、意識は高くなり、全体のために役割として生きるようになるのです。

他者の為、世の中の為というと、とりあえず人間の世界では「ブッダ」と言われます。さらにそれが宇宙規模になって、全宇宙にまで広がると、それは「悟り」の状態です。悟りの完成は、肉体という形の存在する状態では成立しないのですから、肉体を返上した後(死後)、肉体は微細になって地球上に散らばっていくということになります。そして、これまで自らと世界を対比させていた意識から、自らを解き放って、全てを無限に微細にして、この宇宙に解き放つこと――それが悟りの完成です。

これはカタカムナで言うと、「現象界(ある世界)」から「潜象界(ない世界)」へ還ったということです。潜象界でバラバラになったものが、何かの目的に則ってムラが生まれ、何かの目的に則って現象界へまた生まれ出てきます。そうすると、次のあなたがまた生まれてくるという構造になっています。

仏教で悟りが説かれていますが、その時代の情報では、宇宙の構造はもっと小さく不明朗なものでした。ですから、同じ精神ではあっても、21世紀の悟りはさらに無限なるものなのです。違う言い方をすると、悟りというものがもっと明快に解明されていくということです。

あなたたちは、中国でコミュテニィを創りたいのですから、中国人の中でも特殊な人たちですね。現在の中国では、今僕が話したようなスケールのことを考えていない人が多いと思いますが、あなたたちは14億人いる中国人の中でも貴重な存在だと思いませんか?

ゼン:
そうですね・・・よくわかりません(笑)。

ファン:
私のような存在は私だけだと思います(笑)。

いさどん:
それは、地球規模でもそういった時代に移行していますので、へりくだらずに、「そういう人であるべきだ」と思うことが大切だと思います。

ゼン&ファン:
はい、わかりました。今日は大切な時間を私たちのために割いていただき、ありがとうございました。
  
 


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