正直・素直・信じる

木の花ファミリーには「正直・素直・信じる」という言葉があり、メンバーは日々の暮らしの中でこの3つを実践することを大切にしています。
この「正直・素直・信じる」とはどういうことなのか、自然療法プログラム卒業生のよしてるくんがいさどんに質問をしました。その時の回答をご紹介します。

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「正直・素直・信じる」の「正直」は、まず自分のありのままを表現することです。正直は一つしかありません。ですから、正直を言うのはいつも簡単なことです。正直が複雑にある時には「複雑にあります」と言えばいいだけですし、正直がいくつかある場合には「いくつかあって、これとこれとこれです」と言えばいいので、結局正直は一つだけなのです。
ところが、ウソをつくとその中身は沢山あるのです。まず一つウソをつくと、それがバレそうになったら次のウソをつき、また次のウソをつく・・・とずっとウソをついて生涯ウソをついていくことになります。その場合は頭をすごく使うことになるので大変です。ウソつきほど頭を沢山使っていますし、詐欺師はある意味大変能力が高い人たちです。その能力をまっとうなことに使えば、よっぽど世の中の為にも自分の為にも良いでしょう。それにひきかえ正直はただありのままを言えばいいのですから、全く頭を使わなくてもいいのです。

そこで、正直を言う時に、もう一つセットで必要なものがあります。それは「素直」です。素直な心がないと、正直は出てこないのです。
素直は素に直る。素は元という意味です。その元はどこにあるのかというと、この世界の元です。この世界の元は宇宙原理ということにもなりますが、自分の中にある良心のことでもあります。それは自分を創っている一番元の心です。それに直るということが素直ということで、素直に合ったこと、つまり内にある駆け引きや思惑のない言葉を伝えることは、仏様の心を持っていることになります。人は、このような心を表現する人を憎みませんし、攻撃もしません。仮にその人が間違っていても、代わりにまわりの人がかばってくれるのです。こういう人を徳のある人と呼びます。

ところが、普通の人が正直に素直に生きようと思っても、それはなかなかできません。「この人はこういう人だ」と思っても、「そんなことを言ったら、逆に叱られてしまうのではないか、自分が損をするのではないか」と余分なことを考えてしまうのです。そうやって自分の損得を考え、相手の想いを自分の中で勝手に膨らませて、正直を伝えずウソをつくのです。
そうすると、本当に正直になるには勇気がいります。勇気がいるということは、やはり信じていなくてはいけません。その信じる時に、ほとんどの人は条件付きで信じようとするのです。「これをしたら自分が良い思いをする」とか、神社に行って「ご利益をもらえるのなら信じる」と思っているのです。

しかし、信じるということは、わかったらやるとか、約束をしてくれたらやるということではありません。わからないけれどやる、というのが信じることなのです。木の花のメンバーも、一体全体自分たちがどこへ向かっていくのかわからなくても、大事だと思うからこれまで歩んできたというのは、信じる心があるからです。
つまり、信じることは、素に戻る、常に変わらない自分の大元に自分が直ることです。正解がどうなのかや、行く先が良いのか悪いのかはわからなくても、ただ正直に素直に生きていくことが、信じる心のベースにあるのです。信じる心ができると、勇気が湧いてきます。そうすると、とてもたくましく生きていくことができます。それは覚悟ができているということでもあるのです。

そうすると、知意行の元の心である決意ができて、それで人は道が開かれていきます。カタカムナでは「知意行一体」といって、知は知ること、意は決意すること、そして行は行うことです。その三つが一体でないといけないのです。そのためには、最初に知ることが必要になり、その知る内容によって決意するレベルも変わってきます。
そこで、まずは何を知るか。次に、知ったことに対してこれは大切なのだから行じていこうと決意し、行いになるのです。そうすると、人は言行一致の人になります。言行一致の人は言ったことを行うのですから、これを正直な人生というのです。言ったことをやらなかったり、思っていても出さないというのは不正直であり、知意行一体にならないのです。
この知意行全てをマスターした段階に至った人は、ものをグルグルと考えなくても、直観で物事を判断できるようになります。ですから、知意行一体の後に初めて直観が湧いてきて、考えるよりも鋭い気付きが湧き出してくる人になるのです。

同じように、正直・素直・信じるは三位一体なのです。一つずつではダメなのです。正直と素直と信じるがセットになって、初めて意味があるのです。

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*このお話は、現在開講中の木の花塾「1ヶ月間の真学校」受講生たちにもシェアされました。
まだ始まって1周間だというのに連日連夜ドラマが起こり、受講生たちが変化し続けるとってもディープな「1ヶ月間の真学校」の様子はこちら!
ブログ「1ヶ月間の真学校@木の花ファミリー」

「1ヶ月間の真学校」受講生のみんな
「1ヶ月間の真学校」受講生のみんな

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