心の糸を光に向けていく

戦後79年となる今年の夏は、これまであまり公になることのなかった戦争の実態を描く番組が数多く放映されました。それらを観ることを通し、人間の行いについて考えることの多くなっていたジイジは、ある朝、ピピを通し、銀河の霊的存在(Spirit of the Galaxy)と対話しました。


ジイジ:
歴史上、人間は愚かしいことをたくさんやってきましたが、一体この生き物の未来に、どのような結末が待っているのでしょうか。

(この問いに対し、しばらくの間、沈黙の時間がありました。)

SG:
人々の魂のプログラムはそれぞれであり、それは人間というひとつの種としての計画とは、また異なるものです。それぞれ個としての次元に相応しい学びがあり、それぞれの旅をしているのです。魂たちは自らの可能性を開く旅をしており、それらの情報を宇宙に提供することで、私たちに学びをもたらします。
あなたが聞きたいのは、このようなことで良いのでしょうか。

ジイジ:
今そのメッセージを聞いて、同時に浮かんで来たイメージがあります。
これまで争いで死んでいった者が数億人いたとして、その数億人という数は、全ての時代に降りて地上を生き死んでいった者の数からしたら、ほんの数%でしょう。もしかして1%に満たないかもしれません。そういう意味では、そのような争いの結果死んでいった者たちの歴史が物理的に地球上に刻まれていたとしても、それはあくまでも魂の学びの残骸であり、それは宇宙的意思の下にあるということが浮かんできました。
そうすると、この歴史上の愚かしい者たち、愚かしいを生きた、もしくは演じた者たちも、宇宙の意思の下にそれを表現して終わった、ということであって、出来事に答えを出すのではなく、その背景にある想いに答えを求めるということで良いと思います。

SG:
私たちはいかなる状況においても、その中から何が生まれて来るのかを待っています。そしてそこに着目します。あなた方もそうあるべきです。

ジイジ:
少し先への想いが繋がってきました。そういうことであるならば、どんなことがあろうとも、この道を生きることを貫き通し、そして出会ったことを存分に噛みしめて、生を全うするということです。一つ一つの出来事や地上の流れに惑わされないように。

SG:
そうです。どんな中においても決して汚れることのない、清らかな糸のような希望を紡いでいく。それが私たちに繋がる確かな歩みの証となるでしょう。

ジイジ:
よくわかりました。そもそもそのような心掛けは持っておりますが、ついつい地上の物理的な刺激に出会うと余計なことを考えるものです。地球で生きることは、どうしても人の心を邪にするものですが、それに惑わされずに生きていくということですね。

SG:
その糸を紡いでいくことに集中することです。必ず縁のあるものを引き寄せて、そのことに集中することで人々が繋がり合う。そのことを忘れないでください。

ジイジ:
今自らがやっていること、目的が明快になってきました。魂としての次の段階へ進みます。

(このとき、ジイジのイメージには、空間に金色の細い糸が寄り添って、それが紡がれていく映像が浮かんでいました。)

SG:
縁のあるものは自ずと集まって来ます。

ジイジ:
縁は物理性を超越し、混沌の中からでも繋がる者をふさわしく確実に引き寄せます。これからはそのことを意識の一番において進みます。
それがこの宇宙的理想を最終的に達成するための歩みになります。

SG:
皆で糸を紡いで待ちなさい。

ジイジ:
皆でね。

SG:
一人一人が心の糸を光に向けていくこと。

ジイジ:
縁あるものであるからこそ、それぞれの個性をその縁で絡ませて、太い絆にし、天に向かって、光の柱を立てるのです。

次の段階か。分かりました。これを世に発信するという事か。
それでここが特別だと言われていたのか・・。
 


 
この対話の後、それまで雨が降っていた空が突然晴れて、光が差しました。

 


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