今日5月3日はいさどんの59歳の誕生日。
朝起きた時には、
「今日は誕生日だから、一日何もしないでいようかな?」
と言っていたいさどんですが、
午前中は出版に関するインタビューとケア面接、
午後はワークショップ、そして夕食後にはケア卒業面談という
超多忙な一日を過ごしました。
話すことが好きでいつも愉快に語るいさどんマジックにかかり(?!)、
いさどんと話す人は皆最後には笑顔になります。
今日の昼食後、メンバーとゲストの総勢95名が集う中、
皆が一緒に大笑いしたいさどんのあいさつを紹介したいと思います。
—
皆さんありがとうございます。
僕のために日本中の人が今日を休みにして
誕生日を祝ってくれている、と以前から思っていました(笑)。
実際『誕生日おめでとう!』と言ってくれる人は
今目の前にいる皆さんですね。
毎年大勢の人がここに集ってくれます。
今日は大型連休ということで一年で一番人が集う時期ですね。
そんな時期に自分の誕生日を迎えられて、
皆さんにそれを祝っていただくことはとても嬉しいことです。
今日、5月3日というのは憲法記念日です。
昭和22年に憲法が立ち上がりました。
そして昭和26年の5月3日、
僕の誕生日の日に憲法が施行されました。
ある時、僕に天から言葉が降りてくるようになりました。
そして、それまでの自分の生き方から変わって、
「世の中が良くなり人々が幸せになるために生きよう」
と考えるようになりました。
僕が生まれた家の裏山のふもとに神社がありますが、
ある時その神社に行ったんです。
そこで神様とお話する機会がありました。
その時神様は、人間の言葉で話されたんです。
あるシャーマンの女性と知り合いまして、
その人と一緒にその神社へ行きました。
そうしたら、その神社の神様が彼女に乗り移って
私に色々と話をされるんです。
「そなたのことは幼少の頃より見ておったぞ。
やっとそのようなものになったか」と言われました。
「そのようなもの」というのはきっと、
女性を通じてですが、
神様とお話するようになったということだと思うのです。
その時僕は大変感動しました。
小さい頃から川へ行って魚を採り、
一番上流の滝のところへ行って泳ぐ。
その神社は「滝神社」と言いまして、滝が御神体なんです。
そこで泳いで、そして神社まで上がっていき、
冷えた体を神社の神殿の屋根の上に上がって、
甲羅干しをしてあっためて帰ってくる。
帰る時には、神社のさい銭をいただいて
おこづかいにしました(笑)。
これは普通だと警察に捕まることですが、
僕の故郷にある神社は大変お金持ちの神社で
さい銭箱がないんです。
お参りした人がさい銭を投げると、
そのお金は血縁でない子供たちなら
もらってきてもいいことになっていたのです。
だから時々、お宮の鐘が鳴ると
「よーいどん!」といってさい銭をもらってくる。
僕の家が一番神社に近かったから、
僕が一番おこづかいが多かった(笑)。
そんなわけで、僕は小さい頃から
おこづかいをもらいに行ったし、
神殿の上に上がってひなたぼっこをしていた。
「そんな僕のことを神様は見ていたんだ」と思ったら、
なんだか大変感動しました。
次に神社へ行った時、
今度は自分の心の中で神様に語りかけました。
「私は今普通に生きているですが、
今の世の中、人々は大変辛い思いをしています。
そういった不幸な人たちを救いたいと思っています。
私の心の中には、皆が笑って生きている世界
というイメージがいつもあります。
私はそれを行き詰まった人たちに伝えるということをしています。
一体、私はどういう目的があってここに生まれて来たのでしょうか。
こういったことが私の進むべき道なのだとしたら、
私はそういうふうに生きるように生まれてきたのでしょうか。
それとも、たまたま私がいたのを
『面白いのがいる』と神様の方から見染めて、
私にこのような道を与えられているのでしょうか」と聞きました。
そうしたら神様はこう答えられました。
「そなたは生まれる以前より、
この道を歩む約束のもとに生まれてきた」と言われました。
「えっ、そうだったんですか」と思ったと同時に、
「そういえばそうだ。
自分の心の中から語り出た初めて話すことは新しい話ではなく、
前から自分が知っていたことを思い出しているだけだ。
書物で新しいことを学んでも、
それが人のためになるような大切なことになると、
それは人からもらったのではなく、
自分の中にもともとあったことを思い出しただけのことだ」
ということに気がつきました。
それから、「もともと自分が知っていることを
皆に伝えるために生まれてきたのだから、
いつも自分に限界をつくらない。
新しいことを考えて語るのではなく、
自分の中にある真実が自然と湧き出てくるのだから、
自分を自分から解き放ってやりさえすれば、
大切なことは出てくるのだ」と思うようになりました。
その時に、神様はさらに続けてこう言われました。
「その証はそなたの生まれた月日に隠されておる」と。
昭和26年の5月3日。
日本国憲法が施行された日。
「この国に生まれてこの国のために自分は生きている」
と僕は考えました。
「日本」という名は、「ひのもと」と言います。
「ひのもと」は「太陽の当たるもと」ということです。
日本だけではなく、
世界中が「ひのもと」に命の星としてあるのです。
今、こうやって皆さんと出会い、
おいしい食事をいただいて、
ここにある平和で和やかな世界を世界中に広め、
これを自分の人生の中で
最も大切なこととして生きていこうと考えています。
今年で59歳になりました。
僕は20歳にして社会に出ました。
40歳にして職業をやめ、今の生活に入りました。
20年単位なんです。
0歳で生まれて、20歳で生まれ変わり、
40歳で生まれ変わって、
来年60歳で4回目の生まれ変わりとなります。
これからは、皆さんと一緒に
さらに世の中のために生きていきたいと思っています。
今日は僕の個人的な想いを語らせていただく場をいただきましたが、
ぜひこれを個人的な想いではなく、
皆さんの想いとして共に良い世の中、
良い地球づくりとしていきたいと思います。
改めて今日出会った皆さんや
これから出会う皆さんにお願いし、
僕のあいさつにしたいと思います。
本当に良い誕生日を迎えることができ、ありがとうございました。
僕は毎日が誕生日だと思っています。
そして、皆さんにもおめでとうと言います。
それは、一人幸せな人がいるということは、
それだけ世の中が幸せになるのですから、
皆さんにもおめでとうと言います。
本当にありがとうございました。