手放すということ

「ダメだなあ」今朝、開口一番のいさどんのことばです。

「何がダメなの?」と聞くと、「夢の中で怒ってた」と言います。

「昔はよく怒ってたんだよなあ」といさどん。

「今は日常生活の中で、大抵のことが起こっても、それを容認できていると思っているけれども、心の奥には、例えばこちらが理解できないことに対して、怒りの感情があるんだよな。夢の中では、それがリアルに起こるから、自分の中にそういった感情があるというのがよくわかる。ただ、そういった感情が湧いてきたときに、悲しくなったり自分はダメだと思うんじゃなくて、『ただ、あるんだなあ。』と」

とかく、人は心を磨く道の過程で、自分の中のいろいろな感情に出会ったとき、「こんな自分はダメだなあ」と思いがちですが、そうなる必要はないということをいさどんから感じます。また、ダメだからそれをどうにかしよう、と力が入る必要もないんだと。ただただ、「そういう自分があるんだなあ」と今の自分を受け入れ認めること。それが、手放すということなんだと。

昨日のブログを読んで、「そうか、手放すということが大切なんだ。ようし、どんどん自分の枠を手放していくぞ!」と思ったあなた。昨日のブログの話ではないですが、「手放そうとしないことが、手放すこと」につながるのです。そう思うと案外、「自分の枠を手放すこと」は、日頃つい頑張ってしまうあなたが思っている以上に、簡単で楽なことなのかもしれません。

それもそのはず。いつだって神様は、苦しんでいるあなたを見るのではなく、共に喜びを分かち合いたいと願っていらっしゃるのですから。


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