2015年3月21日の春分の日、創立21周年を迎えた木の花ファミリーに、宇宙人ピトピがやって来ました。10歳のゆい、みのり、ゆうゆ、9歳のみこと、きよは、ピトピと一緒に宇宙のこと、地球のこと、いのちの仕組みについてお話ししました。
*お話を始める前に、「12歳のかのこちゃんから宇宙人ピトピへの質問〜心が大きな人になるにはどうしたらいいの?」のスライドショーをみんなで見ました。→ スライドショーを見る
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ピトピ:
毎日朝が来るのは当たり前のことだよね。それは、地球が1回転したんだよ。しかも、地球は回転しながら、1日に260万km宇宙空間を移動している。そんなことを考えながら生活している人はほとんどいないけれど、それは本当のことだよ。
人間はそういったことを忘れてしまったけど、たとえば今、桜のつぼみが大きくなってきたでしょ。それはね、地球と太陽の関係が影響しているんだよ。12月から1月にかけて寒くなって、それが暖かくなってくると桜の木はそれを感じ、つぼみを膨らませ、そして花が咲く。花が散ると夏が来て、夏が終わると秋が来て、次に冬が来て、また桜が咲くんだよ。それはどうしてそうなるか、わかるかな?
ゆい:
地球が太陽のまわりを1周したから!
ピトピ:
その通り!みんなはそういうことを考えているかな?
みのり:
考えてな~い!
ピトピ:
みのりは今何歳?
みのり:
10歳!
ピトピ:
10歳ということは、0歳のときがあったわけだね。そうすると、今みのりが10歳だということは、どういうことが起きたのかな?
みのり:
えーとね、10年たった!
ゆい:
はい!太陽のまわりを10周まわった!
ピトピ:
そうなんだよ!太陽のまわりをみのりが10周まわったんだよ。みのりがまわったんだよ!そうすると、10歳になる。
そこで、今日1日はどうだったのかな?
ゆい:
地球がその場で1回転した!
ピトピ:
そう!みんなは日本にいて、地球が1回転まわったのと付き合ったということだよ。それを365回付き合うと、太陽のまわりを1周することになるね。それがこの世界の仕組みだよ。それって、変えることはできると思う?
みのり・みこと・ゆい:
変えられない!
ピトピ:
太陽と地球の関係や、そこに月がどのように関わっていくのかとか、その太陽と地球と月の関係の中で地球にどんなことが起きているのかとか、その中に人間がいてどんなふうに関わっているのかということを、僕はみんなに伝えているんだ。人間の中には好き嫌いがあって、色々なことを言うけれど、そこには人間にはどうすることも出来ない大きな仕組みがあるんだよ。その中にみんなは生きているんだよ。
そうすると、人間はあれがしたいこれがしたいと色々なことを言うけれど、人間がしてもいいこととしてはいけないことがあるんだよ。それは何だかわかる?
ゆい:
殺してはダメだよね。
ピトピ:
殺してはダメだといっても、殺しているよね。
みのり:
生きているものを殺すなんて、最悪!
ピトピ:
たとえばお肉を食べると、動物を殺すことになるよね。みんなはお肉を食べないけど、毎日いのちを食べているでしょ?
ゆい:
野菜のいのち!
ピトピ:
そうだね。生きるということは、いのちが次のいのちに順番につながっていくリレーのようなものなんだよ。
食べ物を食べ、自分が生きる。生きるということは色々なものを外に出すことでもあるよね。空気を吸ったら吐くし、そういうことが生きるということだよ。そして、いのちといのちをつなげていくことを「時が生きる」といって、それが「時代」のことだよ。
それは、人間ひとりひとりにはどうすることも出来ないことだね。だから、人間は時代を自分で創っていると思っているのだけど、本当は、星と星の関係や時代が人間に役割を与えているだけなんだよ。
そこで、地球上で人間たちが太陽や月や他の星との関係を無視して、自分たちだけの考えで何かをしようとして、それが間違っていると何が起きると思う?
みのり:
地球温暖化!
ピトピ:
そうだね。それから?
みのり:
食べ物がとれなくなって、もっと住みにくくなる。
ピトピ:
そうそう。この世界にはそういうルールがあるんだよ。ルールを壊すとどうなるかな?
ゆうゆ:
病気!
ピトピ:
病気になるのは、そのルールから外れるからだね。もっとルールから外れると、人間は何をするか知っている?
ゆい:
戦争!
ピトピ:
そうなんだよ。戦争が起きたりするんだよ。だから、地球の外の星や宇宙の関係の中に地球があって、その宇宙のルールの中に人間がいるとしたら、人間がそのことに気付いて、地球や宇宙のルールに沿って生きていくと、戦争や病気がない世界ができるんだよ。
みのり:
みんなが仲良く暮らせるね!
ピトピ:
そうなんだよ。本当は、人間はそういった世界を創ることができるのに、今はそれが出来ていないでしょ?病気はたくさんあるし、みんなは仲良くしていないし、その上戦争までしているよね。それはなぜかというと、人間がそのことを忘れて、それを思い出す勉強をしているからなんだよ。そうやってルールを守らないと病気になったり、戦争が起きて平和な世界じゃなくなるでしょ?平和じゃなくなると、みんな辛いよね。それを勉強しているんだよ。
みのり:
なるほど~!
ピトピ:
それでね、人間は今までそういったことを地球上でたくさんしてきたね。そこで、そろそろそういったことをやめる時代が来ていると思うんだ。なぜかというとね、そういったことをみんなに伝える僕のような存在が現れてきたからさ。
みんなが仲良く助け合って暮らす生き方は、ずっと昔の、宇宙の始まりのときからあったんだよ。地球と宇宙、太陽と地球と月の関係とか、宇宙の仕組みの中には、ずっとあったんだよ。そういった宇宙の仕組みに気付いて、その仕組みとともに生きていくことが、人間には出来るのだから。そして、それは誰にでも出来ることなんだよ。宇宙はいつもそうあり続けるのだから。
そのことに気付けば、いつでもそういった平和な世界は訪れる。誰もが健康で、みんなが仲良く暮らせる世界はいつでもあるんだよ。でも、そのことに気が付かなければ、気が付かない人たちの中にはそういった世界はないんだよ。でも、気付けば、宇宙の始まりから宇宙の終わりまでずっとあり続けるものなんだ。
みんなのまわりにはお金や物がたくさんあって、それほど貧しい人はいないよね。昔はご飯1杯食べるのもたいへんだった時代が日本にもあったんだよ。でもね、世の中にはまだまだ病気はたくさんあるし、テレビのニュースを見たら殺したとか殺されたという話はたくさんあるよね。それから、地球温暖化で将来が危ういという話もあるし、戦争もしているよね。
戦争というのは面白いんだよ。自分の側が正しくて、相手の側が間違っているというのが戦争なんだよ。でもね、日本にいる人が「こっちが上だ!」と日本で言ったとするね。そして、日本の裏側にいるブラジルの人たちが「こっちが上だ!そっちは上じゃないぞ!」と言って喧嘩したら、それは自分たちの側から見えることを正しいとして考えているからなんだよ。
みのり:
そうそう!
ピトピ:
もし、日本の人もブラジルの人も地球の外に出ていって、外から地球を見たら、「なんだ!地球の外の世界のことを僕たちは言っていたんだ!」と気付いて、「結局言っていることは同じだね!」とわかり合うことができるんだよ。
みのり:
うんうん!
ピトピ:
だから、大きなこの世界の仕組みを知ると、みんな同じことがわかるんだよ。でも、お互いの違いを主張して、「自分たちのほうが正しいんだ!」と言ったら戦争になるね。地球の外から見たら、同じことに気付くのにね。
今、地球上で戦争が起きているね。日本の中でも色々な対立や事件が起きているけど、地球上で戦争をしているのは人間たちだけだね。地球の外から地球を見てみたら、「なぜ戦争をするの?」とおかしく思うよ。だってね、地球のまわりには100kmの薄い膜があるんだけど、それは何だか知っている?100kmというのは、ほんのちょっとなんだよ。地球の直径が12742kmだから、その127分の1の厚みの空気の層があるんだよ。
ゆい:
127分の1?すごく薄いね!
ピトピ:
だから、卵の殻ぐらいの厚みの空気の層が地球のまわりにあるんだよ。空気っていくつあるかな?
みのり:
えっとね、空気は目に見えないからわかんない!
ゆい:
空気って・・・無限にあるんじゃない?
ピトピ:
それは地球上の視点で見るから、見えないんだよ。地球の外に出て、見てごらん!地球から離れて、地球のまわりにある空気の層を見てみると、いくつあるかな?
みのり:
ひとつ!
ピトピ:
ひとつだよね。空気はひとつだよ。それでね、地球の上で人間は戦争をしているでしょ?「あの人たちは間違っている!」と言ってね。みんなは嫌いな人の吐いた空気を吸いたくないでしょ?
みのり:
でも、自分が嫌いな人が吐いた空気もまわってるから・・・
ピトピ:
そうなんだよ!だから、空気の層はひとつなんだよ。ということは、嫌いな人とも同じ空気を吸っていることになるね。地球がまわって、昼と夜が来るでしょ。それから、月があるから、海の水が満潮になったり干潮になって、海の水が動くんだよ。水はたまっているだけでは、腐ってしまうんだよ。水が流れているから、腐らないで生きているんだよ。
みのり:
へ~!
ピトピ:
その海の水が動いているからいのちができて、そのいのちは全てひとつの空気のもとにあるんだ。ここにある地球儀を見てごらん。ここに青い海があるでしょ?海はいくつ?
きよ:
ひとつ!
ピトピ:
でも、太平洋とか大西洋とかインド洋とか、色々あるんじゃない?
きよ:
全部一緒だもん!
ピトピ:
その通り!水はひとつだね。それでね、太陽の光はまわっている地球にまんべんなく当たるでしょ。太陽は「ここは嫌だから光をあげない!」とは言わないよね?
みこと:
ハハハッ!
ピトピ:
太陽の光はひとつでしょ?次に、地球上に陸地はたくさんあるね。陸地は五大大陸と言って五つあるんだけど、陸地も全て循環しているんだよ。循環というのはね、太陽の光が海の水に当たって、それが蒸発して・・・
ゆい:
雲になって、また雨になって、今度は雨が落ちてきて、それで川になって流れていって・・・
みのり:
森林できれいになって、それを人間が使って・・・
ゆい:
水は浄水場できれいにするんじゃないの?
ピトピ:
ハハハッ!それは人工の世界だね。自然自体が浄水場なんだよ。
みのり:
うんうん!
ピトピ:
たとえば、山の動物がうんちやおしっこをするでしょ。それが山の中で分解されていく間にきれいになるんだよ。そうやって全てのものがまわっているんだよ。
ゆい:
そうか!
ピトピ:
でも、今地球上にある土は、逆に自然を汚すものもあるね。
みのり:
そうそう!
ピトピ:
つまり、人間が創れるものではないものによって、この世界はまわっているんだよ。でも、今の大人たちは自分たちでこの世界を生きていると思っているんだ。そして、自分が信じることは正しくて、信じられないことは間違っていると考えているんだよ。それで対立して、戦争を起こしている。地球を外から見てみたら、地球上で戦争するなんてバカなことだと思わない?
みのり:
本当にバカだよね!
ピトピ:
今、人間はそういった生き物になってしまったんだよ。それでね、たとえばテレビを観ることだったって、コンビニに行って買い物をすることだったって、もしかしたら他の生物のいのちをおびやかしているかもしれない。あるいは、戦争を起こすようなもとになっていることもあるんだよ!
ゆい:
わかる気がする!
ピトピ:
直接戦争を起こさなくても、自分が知らない間に戦争に加担していたり、ぜいたくをして食べ物を残して、どんどん捨てていくことだったって、日本にお金があるから外国からたくさん物を買ってくるでしょ?そうすると、外国で生産された食べ物の値段が高くなるんだよ。
みのり:
どうして?
ピトピ:
高く買う人がいたら、値段は上がるでしょ?そうすると、貧しい国の人たちはお金がないから食べ物が買えなくなるね。だから、日本人がぜいたくをすると、外国の人たちの食べ物がなくなって、その結果奪い合って、戦争が起きるんだよ。みんなはね、自分は戦争と関係ないと思っているかもしれないけど、テレビのニュースを見ると遠くの国で戦争が起きていることがわかるでしょ。実は今の人間たちがやっていることは、大きいか小さいか、直接関わっているか関わっていないかだけで、みんなで創っていることなんだよ。
宇宙人ピトピはね、このように地球を眺めているんだよ。そうすると、人間はバカだなあと思うから、それを伝えるために地球にやってきたんだ。みんなは今、木の花ファミリーというところで暮らしているから、僕が伝えたような生き方をしていると、外にいる人たちは「あれは木の花だから」とか「木の花だけ特別だ」と言うようになるんだよ。でも、今の話は木の花の話じゃないでしょ?宇宙の話だよ!地球の人間の話だよ!そうすると、誰のことでもない、みんなのことだってわかるね。そして、宇宙から見たらこういうふうに見えるよ、と伝えているだけなんだ。
僕は宇宙人ピトピだけど、みのりはどう?
みのり:
宇宙人みのり!
ピトピ:
あなたは?
ゆい:
宇宙人ゆい!
ピトピ:
あなたは?
みこと:
宇宙人みこと!
ピトピ:
でもね、今まで自分は何だと思っていた?
みのり:
人間!
ピトピ:
人間で、どこにいるの?
みのり:
地球。
ピトピ:
地球人とか、静岡県人、みのりだね。でも、今のように考えていったら、宇宙人みのりになるね。つまり、心が広がると、宇宙人になるんだよ!でも、心がせまくなると、静岡県人でもなくなるんだよ。
みのり:
自分自身だけになる!
ピトピ:
そう!自分だけになるんだよ。そういうのを「わがまま」とか、「自分勝手」と言うんだよ。でも、これは特別な話じゃないでしょ?そうやって、みんなが地球の外から地球を見ることができるようになったら、みんな宇宙人だよ!
みのり:
本当だね~!
ピトピ:
そうしたら、ひとつの地球で、ひとつの太陽のもとに、ひとつの水のもとに、ひとつの大地のもとに、ひとつの空気のもとに、ひとつの風のもとに、みんなが暮らしているのだから、戦争をすることはないよね。
ゆい:
たしかに!
ピトピ:
人間がそういった考えを持ったら、世の中は平和になるし、みんなで仲良く分け合って暮らせるようになるんだよ。生きているということは、全てのものを分け合うことなんだからね。なにより、みんなはひとつの時間を使っているんだよ!
みのり:
うんうん!
ピトピ:
別の時間の人なんていないでしょ?みんな、同じ時代を同じ仕組みの中で生きているのに、何が違うのかと思うんだよ。でも、心がせまいと、「私とあなたは違うね!」と思ってしまうね。みんなは形は違うけど、同じ人間だし、同じ光のもとに、同じ水のもとに、同じ大地のもとに、同じ空気のもとに、同じ風のもとに生きているんだから。
ゆい:
そうだね!
ピトピ:
みんながそういった心を持てたら、みんなが仲良く平和に暮らすことができるよ。みんなで分かち合う心を持ったら、人は健康に生きられるんだよ。
みのり:
うんうん!
ピトピ:
でも、今の人間たちはそういったことを知っているかな?地球がひとつだったり、太陽がひとつだということを人間たちは今、知っているのかな?
ゆい:
知らないんじゃない?
ピトピ:
人間たちはね、知っているんだよ。だって、そういったことを聞くと、「そうだね!」と言うんだから。でも、それを考えて生きてはいないんだ。みんなが今いるこの場所は、昨日から260万kmも移動したんだよ。そして、地球は1回転したんだし、地球は太陽のまわりを365分の1まわったんだよ。みんな、いっしょでしょ?
ゆい:
うん、いっしょ!
ピトピ:
そういうことを毎日意識して生きていったら、人間はこの世界に生きているのではなく、生かされていることがわかるよ。人間にはどうすることもできない大いなる仕組みの中で、眠ったり、起きたり、ご飯を食べたりしていることがね。
生かされているということは、自分がやりたくてもやりたくなくても、そうやってこの世界に生きているということなんだ。その中で、この仕組みを無視して、あれがしたいこれがしたいとわがままを言っていくと、いのちの循環がおかしくなっていくんだよ。
いのちはね、地球に太陽の光が当たると水蒸気になって、雲ができて雨が降って、植物が生えてきて、それを食べて生きているわけでしょ。それはお百姓さんが食べ物を作ってくれているから生きているみたいだけど、そこにいのちの循環の仕組みがあるから、それができているんだよ。
今日、3月21日の春分という日も、約束通り今年、またこの季節を迎えて、そして桜がもうじき咲くんだよ。
みのり:
うんうん!
ピトピ:
それはね、当たり前みたいに桜が咲いたと人間は喜んでいるけど、実はそれだけの大きな物語があって、その仕組みの中で毎年約束通りやってくるんだよ。
でも、人間がそれを忘れて、「春はもっと長いほうがいい」とか「夏は長くて冬は短いほうがいい」とわがままを言うようになると、人工の世界をふくらませて、自然の仕組みから外れていく。それでね、その人工が進んでいくと、人間は競争したり、戦争をしたり、病気になったりするわけだよ。
みのり:
お~!
ゆい:
なんとなくわかってきた!
ピトピ:
今、人間たちの中には「よくわからないけど、この世界って変だ!」と思う人が増えてきているね。何が変かというと、人間はこんなにわがままでいいのだろうか、とどこかで思っているんだよ。今の人間たちはわがままだらけだからね。
人間が考えていたらね、少しでも地球に負荷をかけない生き方をしようと思うのだろうけど、だいたい人間は考えていないんだよ。今、70億人の人間が地球上にいるけれど、そういった人がたくさん集まって、地球の未来はとても難しい状態になってきているんだよ。本当は今現在も、とても難しい状態にあるんだけどね。
ここで、みんなに良いことを教えてあげよう!
よくわからないということはね、自分の考えではない、ということなんだよ。そうでない人は、自分でよくわかっていると思ってやろうとするんだよ。でもね、それは自我が勝っていて、自分の考えでやりたいということなんだよ。我が強いとまわりに対してそれが害になって、病気になったり、争いを引き起こしたりするもとになる。
でも、自分がないということは、「いただきます」ということだから、よくわからないけど何かをやりたくなるとか、よくわからないけどその日に予定を立ててやってみたら事がうまく成っていった、ということに通じるんだよ。それはね、地球と太陽のような宇宙の仕組みの約束事で生きていることにつながるね。
だから、自我がなくて、平和に生きる人たちは、宇宙の星と星の関係、宇宙の法則のように生きる人たちなんだよ。そうやって生きると必ず、全てのものがつながって、健康や平和が全てに行き渡ることになる。そして、そういった人たちは、世の中のために、この世界のために生きることになるんだよ。
今日の春分という日は、一年を一日にたとえると、「日の出」のときにあたるんだよ。だから、一年を見渡して、「柱を立てる」ように宣言や決意をすることで、一年全体に影響を与えるときでもあるんだ。
「柱を立てる」ということは、天を意識することだよ。天を意識すると、無限に広い宇宙の法則が自分のもとに降りてくるんだよ。
これはちょっと考えたら、当たり前のことなんだ。だってね、地球がまわりながら存在しているのは、宇宙の星と星の関係、宇宙の法則によってなっているでしょ。だから、その地球上の存在が全て宇宙の法則のもとに生きていることは、当然の話だよ。
その当たり前のことを人間たちは意識しないで生きているね。でも、よくわからないことが、自分をなくすことにつながるんだ。自分をなくすということは、自分の考えを超えた生き方をすることになるんだよ。そして、自分の考えを超えると、新しい価値が降りてくるようになる。これは循環だね。
だから、ひとつの考えが降りてきても、それを正しいとしてずっと持ち続けるものではないんだ。その正しいは、この世界ではどんどん変わっていくのだから、どんどん捨てて、どんどん入れる。これが「柱を立てる」ことなんだよ。
柱というのはね、まっすぐに不動のものが立っていることではないんだ。柔軟にどんなふうにも変化するけど、その筋は通っているからいつでもまっすぐになれるものなんだよ。
地球だってね、ぐるぐるまわりながら宇宙空間をどんどん進んでいるでしょ?そして、二度と同じところへは行かないんだよね。その仕組みも宇宙全体の法則の中に組み込まれているんだよ。
今ね、すごいことが起きているんだよ。そういったことも、人間が知って生きる時代がやっと訪れたんだ!そういう時代が地球にも来たんだよ。
僕は地球上の色々なところをずっと見てきてね、今までもそういったことを言っている人はいたかもしれないけど、実際にみんなでつながって生活しているところは、ここ木の花ファミリーに来て初めて見たよ!
木の花ファミリーをはじめた人たちも、こういった生活を自分たちがするとは思っていなかったと思うよ。だって、そもそも何をしたらいいのか、わからなかったんだもんね。でも、みんなで歩んでみたら、その結果を確認することができた。
「柱を立てる」ということはね、前もってわかることではないんだよ。柱が立っていたら、その時その時に必要なことが起きてくるし、必要な考えが湧いてくるんだよ。
それとは逆に、自我が勝っていると、よこしまな心だから、心が横にまわるんだよ。あれがしたいこれがしたいとか、何か良いものが落ちていないだろうかとか、得することはないだろうか、と考えがいつも横にまわっているんだよ。
柱が立つということは、宇宙の法則が降りてくることだからね、常にそれに基づいて生きていくことになるんだよ。これが、これからの人間にとって、最も重要なことだよ!それは、直観で生きると言うこともできるよ。それがないと、これからの厳しい時代を生きていくことは難しいね。
さらに、そういった生き方は、人間が人として生まれてきた本当の目的に到達できるんだ!だから、その大事を全身の細胞で感じることが大切だよ。頭だけでまわしたら、損か得かだけを考えることになってしまうからね。全身の細胞で感じたら、本当の大事を生きることができるよ。
これから、地球を外から見る視点が当たり前になっていく時代に、人間は日本人から地球人になって、地球人から宇宙人になり出す。そうしたら、人類はこのせまい地球の中で争うようなことはなくなる。人類がそのことに目覚め、時代が創られていくときがようやく来るんだよ!
その先駆けとして、今日創立21周年を迎えた木の花ファミリーのみんなには、これからその大事を全身の細胞で感じて、生きること全てが宇宙の法則のもとにあることを示していってもらいたいね。それはひとりひとりの存在が独立して、そういった意志のもとにあることだよ。
これは、宗教の話ではないよ。当たり前にそのことに気付いたら、当たり前に素直に生きて、自分も世の中も健康になれる生き方だよ。それが柱を立てることであり、その柱が立ったら、頭で考えなくても直観でスムーズに生きていけるようになるんだよ。
ゆい:
宗教ってなあに?
ピトピ:
宗教というのはね、えらい人がいて、「人はこうすると病気になりますよ」とか「間違いが起きますよ」と教えてくれて、「そのためには私の話を聞きなさい」とか「だから人が幸せになるためにはこういうことをすると良いのですよ」と言うと、みんなが拝んだりする世界だよ。だから、みんなが自分の意志や考えを持つのではなく、特別な人や形に頼って生きていく人たちの集まりのことを、宗教と言うんだよ。
ゆい:
それって悪いの?
ピトピ:
悪いことではないよ。今までの時代はそれが必要だったね。ひとりひとりが自分の本当の大切に気がつかなかったから、そういう特別な人が教えてくれたんだよ。でも、それをやっていくと、人間たちの間に差ができるでしょ?それにね、そうやって形をつくっていくと、形を維持していかないといけないから、本当のことを言わなくなってしまうんだよ。
本当のことというのは、自分で気付けば健康に生きられるということだよ。でもね、そういった形を大切にするところでは、「私たちのところに来てこれをしないと病気は治りませんよ」という話になってしまうんだよ。それは、たとえば宗教があると、神様にお願いして良くなろうという人が出てきてしまうんだよ。
でもね、色々な問題事が起きるということは、宇宙の法則から自分の心が外れているということだから、その外れている心のもとを見直すと、病気や問題事がなくなって、健康になって、人が争わなくなって、平和になるんだよ。誰かのところに行って治してもらうと、自分の健康を自分でつくれない人になってしまうからね。
今までの時代は、そういったもので人が救われてきたことは事実だね。でも、これからの時代はそういう時代じゃない。ひとりひとりが自分で自分を救える時代なんだ。
もっと言うとね、自分で自分を救って健康になって、そういった健康な人がたくさん集まると、世の中が平和で健康になる。そこでは、誰も誰かに救ってもらう必要はなくなるんだ。そういう時代がこれから訪れるよ。
その当たり前のことを自分の中にしっかりと降ろすことが「柱を立てる」ことであり、「柱を立てる」ことがなにか特別なことだと思っているとしたら間違いだよ。それは誰にでもできることなんだから。
柱を立てるとか、目覚めるとか、感じるということは、全身の細胞がするんだよ。だから、子供たちにはわからなくても、大人たちが真剣に助け合いながら生きているだけで、十分にこうした大切な生き方が伝わるようになる。誰でも宇宙の法則を感じることができるんだ。僕たちは宇宙の中に生きているのだから、宇宙人という意識にいつでも目覚めることができるんだよ。
宇宙人ピトピとしては、こうしたひとりひとりの気付きの輪を広げていけたらと願って、今日はみんなのところにやって来たんだ。みんなにはね、「本当が知りたかったら、そして21世紀のクニツクリの見本を見たかったら、日本の富士山麓に行ってごらん!」と言われるような場所をぜひ創ってもらいたいね。
みのり・ゆい・みこと:
なっとく、なっとく!!ピトピ、今日は面白い話をどうもありがとう!
ピトピ:
それではよろしく!君たちにはそういった時代をつないでいってもらいたいね。みなさん、また会いましょう♪
さよなら、さよなら、さよなら♪