いさどん:
それともう一つ、僕の中にすっきりしていないことがある。
僕が色々と話して、ようこちゃんがテープお越しをして、
僕がそれをブログの原稿として直していくよね。
そうすると、言葉で伝えることの限界を感じると同時に、
僕は欲が深いから、文章としてレベルが高いものが出来ないと思っている。
それは、いつものように神様の方を観て、
「『それだけのものを与えられているのだから、それでやれ。
それ以上のものはいらない』と言っておられるんだから、考える必要はない」
と思っているんだけれど、そういった欲も今回の旅で捨てようと思う。
ようこ:
それを聞いて、「いさどんはそんなことを思っていたんだ!」とびっくりだよ(笑)。
いさどん:
今日は出発であり、捨てる旅だね(笑)。
ようこ:
いさどんが「これぞ完璧!」という文章を仕上げたところで、
読む人の心次第でどうにでも文章は読めるから、
いさどんの伝えたいことが伝わるとは限らないよね。
いさどん:
それは全くそうなんだよね。だから、不完全でもいいんだよ。
ようこ:
いさどんからしたら不完全でも、わかる人にはわかるから。
相手の心次第だよ。
いさどん:
それから、まだ捨てるものがあるんだよ(笑)。
それは、今僕が運転しているX-Trailという車をプリウスに変えようという提案を
僕が大人会議でしたよね。
ガソリンのメーターを見ると、自宅を出発してから1時間で満タンの目もりがもう下がってきている。
これから出張が沢山あるとしたら、省エネじゃないと思う。
地球環境にとっても経済的にもよくないと思って、この前提案した。
その時に、車の下取りはいくらだろうとか、今木の花では色々とお金を使っているのだからと、
僕はやっぱりお金を計算してしまう。
そうやってお金の計算をしてしまうところがある。
それもやめないといけないと思う。
昔から「安全に行こう。いつも安心していたい」という心がある。
そういうふうに、先案じをしてしまうところがある。
全然困っていないのに、ブレーキをかけてしまう。
それは神様と一緒に歩んでいないところだから、それもやめようと思う。
ようこ:
それを聞いてびっくりだよ(笑)。
こんなに過激な(笑)人生を歩んでいて、「安全でいたい」という心があったなんて。
面白いね。
いさどん:
本当だよ(笑)。
こんなはちゃめちゃな生き方をしているのに、安全を考えているんだよね。
ようこ:
観る人によっては、こんなに先行き不安な人生はないよね(笑)。
いさどんたち創立メンバーは17年前にこういう生き方を始めたのだから。
いさどん:
よし、その心も捨てるぞ!
ようこ:
本当に今日はびっくりさせられる日だ!
いさどん:
これは、この旅があったからこそ。
そして、隣にようこちゃんがいたからこそだよ。
ようこ:
そうだよね。
私が、「いさどんの言う通りだよ。安全に生きることが大切だよね」と言うような人だったら、
逆にいさどんが私の心を指摘したりして(笑)。
そういう人だったら、いさどんからこういう話も出ないか。
今日は、いかに自分がものを考えずに生きているのかがよくわかった(笑)。
いさどん:
そういうふうであるべきだよね。
ようこ:
日々考えなくても、全然困らないからね。
自分で考えなくても、事は成っていくから。
いさどん:
色々な材料が完璧に用意されているからね。
ようこ:
思い起こせば、「いさどんブログ・おやじの館」が出来てから、今月で1年になるんだよね。
もう130近いブログがこの1年で公開されている。
私の場合は、考えてはいないけれど、センサーはきっとあるのだと思っている。
1年前、いさどんの話を聞いていて、
「一人で聞いているだけではもったいない。大切な話だから皆ともシェアしたい!」
と思ってこういう流れになったから。
今は、こうやって沢山の人が読んでくれて、コメントをくれて、ありがたいね。
いさどん:
これも、「こういうことが大切だからやろう!」ということで始めたのではなく、
ちょっとしたきっかけなんだよね。
それは僕の想いでもあったんだよ。
誰かと話をしていてその話が素晴らしい話なのに、
「そこで終わっていくのはもったいない」と思っていた。
ようこ:
エリーとの対談を聞いていても思うのは、
大学の教授であっても、あれほど幅広い話は出来ないよね。
いさどんから湧き出る泉って本当にすごい。
いさどんが聞かれて答えられないことってないもんね。何かしらの見解が出てくる。
いさどん:
昨日もプレゼンテーションを終えた後に、
「誰の中にも泉がある。ただ、その泉に到達するかどうかは、
自分というものをなくせば到達するし、ある人は到達しない。たったそれだけのこと」という話をした。
宇宙の元の作用からこれが出来ているのだから、
誰にもその泉があって、捉われがなければ誰にでも到達出来る。
ようこ:
面白いのは、いさどんは私と比べて欲があっても、
これだけ泉が湧き出るということは、
「いさどん」という幅広い人間味を持つ、一つの貴重なサンプルだよね(笑)。
普通、これくらい欲があったら、泉とつながることが出来ないと思うのだけれど。
いさどんには欲があるからこその役割もある、ということが言えるのだと思える。
いさどん:
僕は、故郷の星から役割を持って、地球にやって来た。
ひょっとしてあの星では落ちこぼれだったかもしれないんだよ。
あの星にいてもつまらないから。
完成されすぎてつまらなくて、僕はその完成された世界が不満だったから、
「お前、出来が悪いな」と言われ、
「お前のその出来が悪いのを活かすためには、地球へ行って来い。
お前は、この星と地球のちょうど中間くらいの精神レベルにいて、
地球の人間たちを導くにはちょうどいい心の位置にいるのだから」ということで、
ここに来たのかもしれない。
僕は故郷の星の人たちを観ると、素晴らしいと思うのだけれど、
味気なくてそれじゃつまらないと思うから、そこでは異端児なんだよ。
今、神様が言葉をはさまれて、
「それを問題とみなすのか」と言われた。
僕が異端児だということを問題とみなすのかと。
「出来上がってしまった人たちでは役に立たず、
そこに問題を持つことによって役に立てるのだとしたら、
それを問題とみなすのか。それこそ尊いことである」と言われた。
この世界は完璧な世界で、完成されたら完全ではない。
完成された世界に不完全を置いたから完全なのだと。
僕は、完成されたところから不完全を持ってここへ来た。
だから、完成よりもさらに完成した。
完成させてしまったら次のステージがない。
そこに不完全をつくることによって次のステージがある。
宇宙の繰り返しがそうやって出来ている。
常に変化し続け、不完全から完全を目指し完成を極めると、
また不完全を目指し、不完全を極めるとまた完全を目指していくということだから、そこだよ!
ようこ:
そこだね!
いさどん:
もう、どうでもよくなってきた。知らない!
ようこ:
最後にはいつもこうなるよね(笑)。
いさどん:
もう考えないことにした。
と言って、考えないとつまらないんだよね。
この世界を楽しむことにはならないから。
ようこ:
そう考えると、いさどんの方が私よりも大分この世界をエンジョイしているよね。
幅広くエンジョイしているよね。
いさどん:
そうだよね。
エンジョイしているということは、悩むことすらエンジョイしているわけだから。
ようこちゃんは全然考えず、悩まないというのはエンジョイしていないということになるよね。
ようこ:
人から見たらつまらない世界だよね。
私はそれをつまらないとも何とも思わないけれど(笑)。
いさどん:
そうそう。それをより楽しむために悩んでいる。
ようこ:
そうそう!大分整理がついてきたね。
いさどん:
楽しむためにこの星に来ていたのに、そのことに気づいていなかったんだよ。
ようこ:
最後には何でもありということだよね。
いさどん:
よし!思い切り何でもエンジョイするぞ!
今までもこういう気持ちになることはあったけれど、
ここまで決意が出来たのは初めてだ。
自分がそういう心になった時に、そうでない人たちがいる前に行って、
「皆さん、エンジョイしましょう!!」と言って、山本直純のようにね。
山本直純って知っている?
「♪大きいことは良いことだ~」というチョコレートのCMを作って歌っていた作曲家。
もう死んじゃったと思うけれど。
ようこ:
そういう人がいたんだね(笑)。
いさどん:
まわりの空気を読まず、テンション高くはやれないなと思うけれど。
でも、ひょっとして、これから自殺しようという人たちを前にしたら、
それをやり続ける必要はあるのかもしれない。
そういう人たちの相談に乗って、「それは大変ですね。問題ですよね」と言っているようでは、
とてもそういう人たちを引き上げられない。
ようこ:
そう。それこそ自由自在に上からも下かも横からも斜めからも観られるようにならないと。
いさどん:
目の前に現れてくる問題を恐れていたら、こういう活動はやっていけないからね。
ようこ:
それはそうだよね。これから、そういう世界の最先端に関わっていくのだから。
いさどん:
家に帰ったら、これをネタにブログに出そうか。
「看板上げます!」って(笑)。
何を看板に上げるのかと言ったら、「何でも来いや、任せておけ!」という看板。
ようこ:
じゃあ、「何でも来いや、任せておけ!」Tシャツを作ろうか!
ケアサポートチーム皆で、「何でも来いや。任せておけ!」Tシャツを着ているという(笑)。
いさどん:
いいね!ぜひ作ろう。
ようこ:
何でも楽しんでいかないとね。
今日は出発する前に、「いさどんと車の中で2時間も一緒にいるから、
面白い話が出るだろうな」と思っていたけれど、
こんなに面白い話が出るとは思わなかった(笑)。
いさどん:
そりゃ、何かがあることはわかっていた。
ないわけがない(笑)。
ようこちゃんのことは神様から良いプレゼントをいただいたなと思っている。
ようこ:
お互い様です。
私もいさどんや木の花に出会ってなかったら、もっと平凡な人生を歩んでいただろうな。
いさどん:
結構ええかっこしいでね。
ようこ:
そうそう(笑)。嫉妬深くて。
いさどん:
それはそうだ。元々の「陽子」という魂はそういう人だ。
ちょうど、東名高速で全く道を気にしなくていいところで、こうやって話が一段落した。
今は首都高速に入りあっちに行ったりこっちに行ったりして、
落ち着いて話が出来なくなったからね。
ようこ:
配慮されているね(笑)。
二人で会話をしていると思ったら、実は三人だったということだね。
いさどん:
昨日、神様のカードというのをみかちゃんが持っていて、
「アメノミナカヌシ」というカードを僕は見たんだよ。
「ミナカノヌシノオオカミ」というのは僕に与えられた名で、
「アメノミナカヌシ」というのは大宇宙神のこと。
その「アメノミナカヌシ」のカードには、「あってあるもの、なきてなきもの」と書いてあった。
「これは、僕が昔言われた言葉そのままだ。全てがその通りになっているんだな」と思った。
さあ、もうちょっとで到着だ。物語の本番はこれからだ!