21世紀の人のあるべき姿 ~後編~

前編からの続き 〉

いさどん:
さらに、僕がどの星から来たのかということにも、ある時気が付きました。それは、富士山麓に移住してからのことです。毎日夕方になると、空には強い光の金星が見えました。僕はその星がとても気になって仕方がありませんでした。そして、「なぜあの星がこんなに気になるのだろう?」と思ってじーっと眺めていたら、金星は僕に対して何か言葉を言っているのです。その言葉とは、「早く帰ってキンセイ!」そして、その星を見ていると、僕のふるさとだ、懐かしい、帰りたいという気持ちが湧くのです。それで、僕はあの星から来たのだと気付きました。その以前から、僕は他の星から来ていたことは感じていたのですが、それが金星だったのだとその時初めて納得したのです。

みかちゃん:
ムルンくんも金星人のようですね。

いさどん:
そうですね。

みかちゃん:
金星は、太陽系の中で女性性や美、五感、芸術、豊かさを司る星であり、お釈迦様やキリストなど地球の霊的長老たちは皆、金星を経由して来ています。

いさどん:
昭和天皇もそうです。今、地球上にはだいたい一万人ぐらいの金星人が来ています。そして、地球上にちりばめられているのです。太陽系の中では水星が一番太陽に近いのですが、金星はその次に太陽に近い星ですよね。

ムルン:
僕は太陽のエネルギーをよく感じます。

いさどん:
面白いことに、わたしたちはカタカムナに出会う前に地球暦というものに出会って、太陽系を紐解いてきました。地球暦で観る太陽と惑星の関係から、その人の魂の形やどのような人生を生きるのかを紐解いていたのです。実は、その前に僕は30歳の時から人の名前でカルマを読み解く手法を天から与えられていました。そのカルマ読みに地球暦の己読みが合わさり、そして今、カタカムナに出会ったのです。そうすると、ヒフミヨイムナヤコトというカタカムナで紐解かれるこの世界の仕組みと、太陽系の太陽から冥王星までの仕組みが見事に一致していることがわかるのです。面白いのは、ヒフミヨイが潜象界を表し、ムナヤコトが現象界を表すのですが、地球暦では太陽・水金地火で内惑星を表し、木土天海冥で外惑星を表すのです。そして、火星と木星の間はとても距離があり、その間には小惑星帯もあるのです。

みかちゃんとボード

みかちゃん:
火星と木星の間の小惑星帯は、人間の魂で言うカルマがあるところなのです。地球暦の内惑星は個人の内面の指標になっていて、木星と土星は社会性を示し、ここまでが目に見える星です。その後の天海冥は近代になって望遠鏡が発明されてから発見された星なので、占星術では土星から先はないのです。だから、占星術では土星が一番長老的な星だったのですが、実は見えないところに時代を司る天王星や精神性を司る海王星、そして悟りを司る冥王星があるのです。

ムルンくんの地球暦を観ると、ムルンくんにとって太陽系の中でも縁の深い星があって、たとえば金星と海王星、そして水星と冥王星が「開き」の関係にあります。

いさどん:
水星は直観を司る星ですので、水星と冥王星の開きから、太陽から来る直観で悟りを表現したい気持ちが強いことが現れています。

「開き」というのは、太陽をはさんで一直線上にふたつの星が向き合っている状態です。ですから、太陽の意志を通して直観を受けたら、悟るぞという想いが湧いてくるということです。それに対して、もし太陽に対して同じ側の一直線上に水星と冥王星があるとしたら、それは「結び」という関係になります。水星と冥王星が「結び」の関係だと、自らの道を直観で悟って進んでいく人になりますが、あなたの場合は「開き」の関係になっていますので、太陽の心を直観で受け、悟りを世の中に示し伝えていくことがあなたの役割になります。

さらに、金星と海王星も開きの関係にあります。金星は女性性・愛・喜び・豊かさ・美・五感・芸術を司る星であり、海王星は精神性・夢・ロマン・想像力・信仰・奉仕・ユーモア・癒しの星です。ですから、あなたはそういった精神性を世の中に広げていく人なのです。

ムルンくんの地球暦
ムルンくんの地球暦

海王星と冥王星は連携してスイッチが入っていないと、意味がないのです。なぜかというと、海王星と冥王星は軌道が時々入れ替わるので、このふたつはセットになって働く星なのです。あなたの地球暦の場合、太陽という大本の心に一番近い水星(直観)と金星(愛・女性性)が太陽系の一番外にある海王星(精神性)と冥王星(悟り・究極の真理)とつながっているので、これから世の中に対して大きな役割を果たしていく人ということですね。

面白いのは、あなたの地球暦には地球にスイッチが入っていません。地球は生命活動・肉体・家族・経験・多様性・変容・変態・文明を表す現象化の星なのです。そうすると、あなたの地球暦には地球にスイッチが入っていないので、現象化をしない人ということになります。あなたの場合、それはどういうことかというと、自らの想いは現象化しない人、つまり自分のことはどうでもいいと考える人なのです。ですから、あなたは自分のことよりも、世の中に大事を広めていくことのほうが大切なのです。

こういう人が一般社会で生きていると、たとえば一生懸命勉強してお医者さんになろうとか、何かの技術を会得して専門家になろうと努力したとします。そして社会に出て行くと、その自らの想いが現象化しないのです。ですから、普通に一般社会で生きていたら、生き辛さを感じてニートや引きこもりになったり、会社で働いても適応しない人になります。ところが、あなたは自分のために生きるのではなく、大事な生き方を世の中に示していく人なので、そこに生きる道があるのです。ムルンが27歳までほとんど社会に出ないで、大事な志とともにこのような活動をしてきたことは、まさしくその表れです。このような人は世の中のために生きているので、世の中がこの人を生かすのです。それに対し、自分のために生きている人は、自分で食べていかないといけないので、一生懸命自分のために頑張って生きるのです。その姿を「四苦八苦」と言います。

地球暦の場合、ある惑星のスイッチが入っていなかったり、破線があるということは、一般社会では欠点にもなります。しかし、人の性質によってはその欠点が個性にもなりうるのです。

僕の地球暦を観ると、土星にスイッチが入っていません。それも、ぴったり夜明けの位置でスイッチが入っていないのです。土星は組織的行動・安定化・秩序・システムの星ですから、それはどういったことを示すかというと、僕は絶対一般の会社では働けない人だということです(笑)。つまり、今の社会の中で生きるには社会性がないということです。それで、僕は今の社会とは違う生き方をしているのです。僕はこの生活を始めた40歳の頃からお金の工面で苦労したことがありませんが、世のため人のために生きていれば、そのような苦労がなく安心して生きていけるのです。世の中のために人が生きたら、世の中がその人を生かしてくれるのです。ですから、常に宇宙を観て生きていたら、宇宙が生かしてくれるのです。

いさどんの地球暦
いさどんの地球暦

このように、どの位置に自らの意識があるのかが大切なのです。そして、自らの意識が今どの位置にあるのかは、毎日の生活を通してそこにある思考からわかるのです。毎日食べるために一生懸命になって、自分のことだけで生きているのか、世の中のことを憂いているのか、さらにそういったことを全て超越し宇宙的視点で生きているのか。毎日自分が何を考えているのかによって、カタカムナで言う、ヒ(一)からト(十)の間のどの位置に今自分がいるのかがわかるのです。

今まであなたが自分の本当の想いを伝えても、まわりの人たちはよくわからなかったですよね。これからは、皆がそれをわかるように伝えていく段階に入ったということなのです。

ムルン:
そうですね。今までは僕に知識が足りなかったのです。「わかるように説明してください」と人から言われても、いさどんが今語っているような知識がないとダメなのです。だから、先代の智慧である物理学や天文学をしっかりと学ばないといけないのです。

みかちゃん:
わたしたちも地球暦に出会ってからカタカムナに出会ったので、この世界の仕組みや人の性質についての理解が深まりました。

いさどん:
その前に、僕に天からカルマ読みが降ろされたのです。カルマ読みで人の魂を読みながら、僕はニート・引きこもりやうつ病の人にアドバイスをしてきたのですが、そこから地球暦に出会い、地球暦を通して人の天命や役割の紐解き方をここで開発していったのです。

みかちゃん:
これからの時代、太陽系の中でも金星の役割は大きいと思うのです。それは、金星は心磨きを大切にする星だからです。

いさどん:
男性性や行動力といった火星の「陽」に対し、女性性や愛を示す金星は「陰」の星なのです。ですから、金星はどちらかというと表面的にはわからない存在なのです。今までの時代は形に表し行動することを優先してきたのですが、その奥にある現象をこの世界に産み出す力は女性性であり、陰が主になって事が起きていくことが大切なのです。「陰陽」とは、陰が先で陽が後に来ますよね。ところが、今の時代はそれが「陽陰」と逆になっているので、形を先に求めてしまうのです。これは、「霊主体従」と「体主霊従」の違いですね。これからは、「霊主体従」という、心が主になって形が後からついてくる時代です。ですから、これからは金星の時代でもあると言えますね。

ムルン:
確かにこれからは金星の時代ではあるのですが、実は陰陽を超えていく時代でもあるのです。

いさどん:
まったくそうですね。

みかちゃん:
それは、物質至上主義社会が終わって単に精神世界が始まるということではなく、統合した世界が現れるということですね。

ムルン:
それが大切なのです。これからは陰陽を超えて、直線的にまっすぐ上へ上がっていく時代なのです。

いさどん:
時代がこれから大きく転換する時に、カルマ読み・地球暦・カタカムナという魂の状態を紐解く3つの仕組みが今ここに伝えられているのです。これをこれから世の中に広めていくことが大切だと感じています。

ムルン:
そうですね。誰でもこうしたことを学べる能力を持っています。これからは、一人ひとりが目覚めていくことが大切なのです。

いさどん:
人間には一人ひとり使命があって、その人がなぜ生まれてきたのかという理由がそれぞれにいくつもあるのです。わたしたち一人ひとりはオリジナルなカルマを持っています。人間は、動物や植物よりはるかにカルマが多く、その分だけ役割も大きいのですが、その使い方を間違うとこの世界に大きな害も引き起こすのです。自らの存在が地球にとってがん細胞にもなれば、正しく生きるとこの世界を正しく導き、天の法則と共に地球を司ることもできるようになるのです。これを「クニ(国・地球)ツクリ(創り)」と言います。カタカムナで「クニ」の思念を紐解くと、「クニ」とは自由(ク)が定着(ニ)したという意味になります。ですから、人間が地球上で生きる目的は、自由に自らを表現し、そして豊かな生命世界を創ることなのです。それが、本来の人間の姿なのです。

しかも、その自由とはある枠(宇宙秩序)の中の自由のことなのです。つまり、枠の中で王道を究めるということです。このように今まで隠されていた古代の叡智が紐解かれていくのが、これからの時代です。古代東アジアに存在していたカタカムナ文明は12900年前にピークを迎え、6450年前に消滅し、そこから現在の物質文明の元が始まりました。そうすると、カタカムナの叡智は今、6450年ぶりに復活したのです。カタカムナの文献は1949年、つまり終戦の4年後に発見されました。ですから、戦争が終わっていよいよそのような叡智が紐解かれる時代になったということで復活し、そしてそれがある人たちによって研究され、今それが世の中に広がる段階に入ったのです。

このように、この世界には流れがあって、その流れの中で自分はどういった意味があって生まれてきているのかという目的があるのです。その一つは個人としてのカルマをきれいにするために、現象化する地球に現れ、いろいろな出来事に出会うことによって自らを知り、カルマをきれいにして元の世界へと還っていくことです。

そしてもう一つの目的は、クニツクリです。地球に対してわたしたちは大きな使命を受けているのです。法華経に「依正不二(えしょうふに)」という言葉があるのですが、依とは人間以外のこの世界の生命全てを指し、人間のことを正法、それ以外の存在のことを依法と言います。正とは人間のことですから、人間が正しい道を表すと、この世界の全てが健全になるという不二一体の状態が、まさしく世界の実体なのです。逆に、人間のあり方が正しくないと、この世界の全てのあり方は間違ってしまうのです。今、まさしく人間のあり方が間違っているので、地球環境が破壊され、多くの生命が絶滅していき、この世界は問題だらけです。ですから、人間には自らのカルマを超えて、この世界のために正しく生きる道が示されているのです。

宇宙を想像してみてください。宇宙に地球のような星は他にありません。この広大な宇宙の中で地球だけに特別な生命が現れ、言わば地球は生命の海の星なのです。そして、280万種いると言われる地球生命の中で、人間だけが特別なのです。人間は宇宙の中でも特別の特別の特別の存在であり、特別の特別の特別の使命を帯びているのです。今70億人いる人間一人ひとりが特別な個性を持って生まれてきているとしたら、一人ひとりにとてつもなく大きな使命が与えられているということなのです。

その真の人間の能力を知って、真の役割を果たしていく扉が開いたのが、2012年12月21日なのです。これは、25800年ぶりに扉が開いたのです。ところが、25800年というのは太陽がたった一螺旋を描いただけなのです。太陽が銀河を一周するスケールから観ると、これは約9000回の螺旋のうちのたった一回なのです。ですから、どの位置に自らの意識があるのかによって、何万年単位・何億年単位で物事を捉えることもできれば、今日一日の生活に四苦八苦することにもなるのです。

そのように、意識次第で人間は本当に小さな存在にもなれば、それこそ宇宙全体を悟り、宇宙を運営するものにもなるのです。これからは宇宙時代ですからね。今、人間たちは世界をどうするのかの突破口が見出せていない状況ですが、21世紀は1000年の道の始まりでもあり、宇宙をこれからどう運営していくのか、天界の神々と共に人間が考え行動していく天人和合時代の幕開けなのです。

僕の中にはそういった想いがたくさん満つっているのです。そして、語ればいくらで出てくるのです。僕は1000年契約で地球に来ていますので、今回が地球上で人として肉体を持つ最終輪廻なのです。ですから、この契約が終了するとまた宇宙へ戻っていくのですが、その前に自分の知っているものを全て表現していくのです。僕の役割は伝えることです。そして、それを現象化するのは、皆さんであり、次の時代の人たちなのです。わたしたちは、時代のプロセスを役割として生きているのです。

ムルン:
その通りですね。とにかく、今の時代はこれだけの叡智が紐解けてきたのですから、これからはそれを仕組みとして表していきたいと思っています。皆さん、今後ともどうぞよろしくお願いします!

イベント終了後、参加者の皆さんと一緒に
イベント終了後、参加者の皆さんと一緒に

 

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2016年2月14日〜3月12日
木の花塾「1ヶ月間の真学校」を開催します!

名前からその人の陰陽と心の性質を知るカルマ読み、生まれた日の惑星配置から使命を読み解く地球暦、そして日本語48音の一音一音に秘められた思念からその人の最も純粋な魂のかたちを解き明かすカタカムナ。
この“三種の神器”を通して自らを紐解き、私たちがこの世界に生きる真の意味を学ぶ1ヶ月間を過ごしてみませんか。

宇宙おじさん4視点が変われば、世界が変わる。

木の花ファミリーという実践の場で生活することを通して、机上の学びでは終わらない実践力を身に付けます!

【 日 程 】
2016年2月14日(日)〜3月12日(土)

【 会 場 】
木の花ファミリー
静岡県富士宮市猫沢238−1

【 対 象 】
■ 自分を変えたい人
■ 世界を変えたい人
■ 今の世の中をどこかおかしいと感じながら、どうすればよいかわからずにいる人
■ それまで知らずにいた本当の自分自身を知り、真に人生を謳歌したい人
■ この星に生きる人 すべて
☆ その他、2015年度受講生からは以下の人に薦めたいという声が上がっています。

■ 漠然とした不安がある人
■ 自分も他人も責め続けている人
■ 人を信頼したいという思いはあるが、できない人
■ 未知の世界があることを知りたい人
■ 出会った人 すべて
(詳細は受講生アンケートにてご覧頂けます。
→ 受講生アンケーヘ)

【 内 容 】
講座は「農」「食」「医」「経済」「環境」「教育」「社会」「芸術」と多岐に渡りますが、全講座に共通して学ぶことは、物理的な現象の奥に流れる深い精神性です。それまでに考えたこともない新たな視点に出会うことで世界観を大きく広げ、今社会はどのような状況にあるのか、その中で自分は一体どういう存在であるのかを紐解いていきます。
〈 講座一例 〉
人格を学ぶ講座(カルマ読み・地球暦・カタカムナ)/天然循環法の畑作/ファシリテーション/世界観を広げる/菩薩の里の経済/自然療法プログラム/食養生/有用微生物群の培養/天然醸造味噌作り/創造性と芸術/性と宇宙/自然再生と災害復興/持続可能な心の持ち方

*その他、誕生日会や季節の祭事、地域の食事会などのイベントも盛りだくさん!生活の様々な場面を通して、互いに助けあいながら宇宙の流れにそって生きる豊かなコミュニティの暮らしをリアルに体感できます。
*上記講座はあくまでも一例であり、プログラムは固定されていません。受講生との双方向の掛け合いにより、その時、その場で、もっともふさわしいものが提供されていく、誰にも予測不可能な世界に二つとないプログラムです。
(→ 2015年度レポーをご覧ください。)

【 主 催 】DSC00081
NPO法人ぐりーんぐらす

木の花ファミリーを母体として様々な社会貢献事業を行っているNPO法人です。

【 共 済 】
木の花ファミリー

詳細は、こちらをご覧ください!
「1ヶ月間の真学校@木の花ファミリー」

150313-225932
2015年度「1ヶ月間の真学校」卒業生による修了パーティー

 

 


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