目覚めれば、世界はわたし

今年の7月16日から18日に開催された「第10回大人サミット」では、宇宙的そして歴史的に観ると、この世界がどのように観えるのかについて語られました。大人サミット2日目の午後、太陽とわたしたち生命の関係から、太陽系における地球の意味、そしていのちの本来の姿についていさどんが次のように語りました。

 

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太陽の活動と地球のマグマ活動の関係は、わたしたちにとってとても重要なことです。今、地球はマグマの活動期に入っています。これは地球の事情ではありません。太陽の黒点の活動が地球のマグマの活動と連動しています。そして地震と火山の噴火を誘発しているのです。

今、世界の先進国が宇宙の中でもっとも観測しているものは、「太陽」です。なぜなら、太陽は地球のマグマの活動に影響を与えているだけではなく、太陽の変化が地球の活動に直結しているからです。たとえば、景気が良いとか悪いとか言いますね。それで安倍首相や日銀の総裁は公定歩合を上げたり下げたりしながら、景気を誘導しています。しかし、景気とは「気」のことであり、わたしたち人間の「気」分も経済活動をはじめとする人間の営みもすべて、実は太陽が左右しているのです。太陽が左右していることを人間の人智で表面的に対処しても、事は人間の思うように成らなくて当然です。それは病気に対する対症療法と同じです。人間は一方で癌細胞をつくっておき、その一方で抗がん剤でその症状を抑えているのですから、それでは矛盾の中で生きていることになります。そのように捉えたときに、太陽が人間に指針を与えていることが観えてきます。太陽は地球の進むべき方向を示し、人々の心がそこから外れて滞りが生まれれば、太陽は自らの意志を人間に伝えるために天変地異を起こし、「その姿勢を改めなさい」とメッセージを送ってくれているのです。

わたしたちはその観えない法則の存在を知り、その意志を受けて生きていく時代に突入したのです。それを理解し表現することが天の気を読み、宇宙を生きることです。この世界には必ず流れがあるのです。

人生を生きるときに、どの人も自分のために生きています。自分のために生きることは、自分の働きによって生きるということです。しかし本来、この世界は共同で成り立っています。皆によってこの世界は成り立っています。ですから、「働く」ということは、この世界が正常につながっていくために、全体の中のポジションを担っていくということなのです。「働く」の本来の意味は、「傍(はた)を楽(らく)」にすることなのです。ですから、本来生きるということは、自分のために生きるのではなく、世のため人のために生きることなのです。そうしたら、生きるために必要なものはすべて、世の中が用意してくれるのです。それがこの世界が動いている仕組みです。そうやって生きる人には、お金が必要なときにはお金が現れてきます。人材が必要なときには人材が現れ、物が必要なときには物がやって来るのです。あとは、自分が全体の中でふさわしい役割を果たせばいいのです。このような話を聞くと、「そんなうまい話があるのだろうか?」と人は思うものですが、宇宙の構造は完璧に成り立っていますよね。ですから、このように人々が生きれば、宇宙の星々の成り立ちのように、地球上にも精妙でダイナミックな世界が現れてくるのです。そういった仕組みを永遠に紡いで動いている、この世界には流れがあるのです。

さて、皆さんはその流れを読むことができるでしょうか?

流れを読めずに生きている人たちがいます。それは自分のことばかり考えているからです。自分の都合ばかり考え、そういう人に限って、「なぜわたしはこんなに一生懸命やっているのに、物事がうまく行かないのだろう?」と思うのです。そのように一生懸命やっているエネルギーが空回りしているのであれば、うまく行くわけがありません。逆に流れに乗っていると、一生懸命やらなくても、目の前にあることだけをやっていれば、事はトントンとうまく進むのです。そのような場では、自然と自分がしたことに対して、「ありがとうございます」という感謝の気持ちが湧いてきます。それとは逆に、自分がしたことで生きている人は、「自分がやったことが実ったのだ」と傲慢なのです。これからは、そういった精神で生きていくと、たいへん生き辛くなっていきます。

わたしたちはどのような仕組みで生きているかというと、太陽があるからです。わたしたちの地球が自転し、公転し、太陽と共に宇宙を動いているから、時間が存在するのです。動くということは、ここからここまでという場所を創ります。ですから、わたしたち人間が働くということは、宇宙の法の中にいるのです。それが、生きることの実体です。このように、真実の実体を理解し、広い世界観を持つことが大切です。そして、それを生活に表現していくことが、わたしたちが生きる上でもっとも重要なことなのです。

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これは太陽の黒点運動と地震発生の関係を表しています。この赤いラインは地球上で地震が起きたときの死者数を示しています。興味深いことに、太陽の黒点数が下がるときに大地震が起きているのです。この流れで行くと、来年あたりには地震で多くの人が死ぬ可能性があります。

「太陽の黒点の数は11年周期で増減を繰り返している。黒点数が減少する時期は太陽活動が停滞し、太陽の磁場が弱くなるため、それまで太陽系に侵入できなかった銀河からの透過力の大きな宇宙線が地球に届くようになる。この宇宙線が地球内部を加熱すると、外核から放射される熱エネルギー量が多くなるため、地震や火山の活動が活発になるのではないかと推測されている。」

よく考えてみると、生命であるわたしたちは光そのものです。すべての生命は光の産物です。そして、それを発している元は太陽です。ですから、わたしたちの存在は思考から肉体まですべて、太陽が握っているのです。あの太陽がわたしたちのすべてであり、常に何かをわたしたちに伝えているのです。しかし、日中の太陽に語りかけてはいけませんよ。目がおかしくなりますからね(みんな、笑)。昇る朝日や沈む夕日に語りかけることが大切です。昇る朝日を食べると、一日の活力を与えてくれます。昇る朝日は食べるのです。日中の太陽は、わたしたち生命を育ててくれます。そして沈む夕日は浴びるのです。そうすると、一日活動した体を癒してくれます。そして、感謝して一日を終えることができます。朝日に対しては、「いただきます。」そして夕日に対しては、「ありがとうございます。ごちそうさまでした。」このように太陽と人間が意識でつながるようになったら、きっと太陽は「ようやく人間たちはわたしの存在の意味を理解するようになった」と思うことでしょう。 

太陽系的に言えば、太陽系全体の意志は、太陽の意志です。ですから、わたしたちは太陽の意志を受けて、地球にこのような時代を運営しているのです。さらに、地球は太陽系の第三惑星であり、生命を育むための絶妙な位置にいます。わたしたち生命は金星にも火星にも暮らすことはできません。

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ここで地球暦を見てみましょう。中心にあるのが太陽です。太陽の次の水色の惑星が位置するところが水星の軌道です。軌道がドーナツ状になっているのは、太陽から遠くなる地点と近くなる地点との差があるからです。つまり、水星の軌道はこれほどぶれています。水星は秒速48kmで太陽のまわりを88日間かけて一周します。金星はその外にあり、綺麗な円を描いています。音楽で言えば、金星の動きはメトロノームのようです。水星は直観力・情報伝達の星であり、金星は女性性を表す星です。そして、その次に来る地球は現象化の星です。ですから、地球上では想いがすべて現象化します。さらに、地球は変化をする星でもあります。緑色の惑星が位置するところが地球の軌道ですが、薄いドーナツ状になっています。2016年の太陽から一番近いところは1月3日に当たり、一番遠いところは7月5日に当たります。地球の軌道は精度が良いのですが、少しだけぶれています。

この「少しだけぶれている」ことがポイントです。そのため、地球上では大きな気候の変化はありませんが、微妙な変化が地球の生命活動の刺激となり、生命の星として存在しています。金星のように完璧な軌道を描いていれば、そこでは変化がなく、生命は生まれません。カタカムナで言う、ヒフミヨイムナヤコトのコが転がり出るように、ギャップが生まれないと生命は育まれないのです(詳細については、「大人サミットBOOK・2日目午前」をご覧ください)。地球は太陽からこの微妙な位置にあり、微妙に軌道がぶれるからこそ、この微妙なぶれが生命を育むのです。

地球の外側にある大きなドーナツは火星の軌道です。火星は高速でこの軌道を描いています。火星は男性性・行動力を表す星です。太陽系の1兆分の1の縮尺では、地球の軌道は直径30cmです。

さらに、わたしたちが地球上に生まれ出た瞬間に、太陽系のどの位置に惑星があるかによって、わたしたちの人生は決まるのです。水星から火星までの内惑星からはその人の精神性、そして木星から冥王星までの外惑星からは社会性が読み取れます。ということは、太陽がわたしたちに影響を与えているだけではなく、星と星の対話がわたしたちの人生そのものを決めているのです。

皆さん、「自分は自分」だと思っていませんか?実は、星がわたしたちの人生に大きな影響をもたらしているのです。太陽がわたしたちの生きる意味を示しているのです。そう考えると、わたしたちは人間なのでしょうか?それとも、宇宙人なのでしょうか?このように捉えれば、わたしたちは宇宙人に決まっていますね。宇宙を生きるとは、常に天の気にお伺いを立て、「わたしは次に何をしたらいいですか?」「明日はどのような行動をしたらいいですか?」と天に伺いながら生きることなのです。それが、「天命を生きる」ということです。

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ここで「命(いのち)」という字を見てみましょう。天命は天の命と書きます。つまり、天から意志が降りてきて、いのちになったのです。ですから、わたしたちは「みこと(命)」です。「命」の字の中にある「口」は祭壇を示します。そして、「口」以外の部分は、人が集うという意味もありますし、神官が帽子をかぶり天に伺いを立てる姿を表しています。つまり、祭壇があり、天に対してひざまずき、「どのように生きたらいいでしょうか?」と伺っているのです。それが「命」です。わたしたちはいのちですから、常に天に向かって「どのように生きたらいいのでしょうか?」と伺い、天と共に生きることが本来の姿なのです。

ところが、現代人は天の存在をてんで忘れてしまい(チーン♪)、自分の都合だけで生きています。上に心を向けることもありません。たいてい、「何か落ちていないかな?」「良いことはないかな?」と都合の良いことばかり考え、下ばかり見ているのです。それが下の目線です。横の目線になると、同じ土俵で対立するわけですから、「自分が獲得してやろう」「奪ってやろう」というよこしまな心になるのです。

天を意識していると、天の意志が降りてくるのです。ですから、「いただく心」になるのです。わたしたちは宇宙人なのですよ♪ここで伝えたいことは、少し目線が変わると、まったく違う世界に出会うということです。

目覚めれば、世界はわたしです。
目覚めなければ、世界は世界、わたしはわたしです。

 

僕は今までこういったことを天からいただいてきたのですが、困惑していました。
それは語れば語るほど、変な人だったからです。
しかし、2012年12月21日に真中(まなか)を過ぎ、その後の3年半が過ぎ、質的転換した今年2016年6月21日をもって、何を語っても大丈夫だと思うようになりました。
それは、天が味方しているからです。
新たな時代の扉は完全に開いたのです。
そしてこれからは、語れば語るほど、「やはりそうだったよね!」と共鳴する人がたくさん現れてくるのです。
それは、今の社会現象を観ればわかります。
今、世界中の国も民族も社会も個人も、混乱しています。
ですから皆さんが、古い囚われから自らを解き放ち、新たな気分で天の気を伺いながら素直に生きていったら、この世界の問題事は自動的に消えていきます。

 

 


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